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技能実習生をリスクから守る「外国人技能実習生総合保険」とは?

2017年に技能実習生の保護を強化するために出入国管理及び難民認定法(入管法)が改正され、原則として社会保険に加入することが義務付けられました。しかし、技能実習生が実習を行う現場はケガをするリスクが高いところも多く、社会保険だけで実習生を守ることができません。そんな現状を受けて、法務省ガイドライン「技能実習生の入国・在留管理に関する指針」は、民間の傷害保険などに加入することが技能実習生の保護のために役立つと述べています。

そこで、おすすめしたいのが「外国人技能実習生総合保険」。これに加入しておけば、技能実習生が公的医療保険の資格を取得するまでの期間に、日本国内でケガや病気を治療した際の費用を請求できたり、公的医療保険の資格を取得した後でも、病院などに支払った自己負担額の3割を保険会社に請求できたりします。

この保険の契約者となるのは、技能実習生を受け入れる日本の公私の機関、もしくはこれらの機関のために援助業務を行う機関。被保険者は、外国人技能実習生(在留資格を持って技能実習に従事する者)に限られます。

実際にはどんな商品があるの?

技能実習生向けの保険は民間の損害保険会社や国際人材協力機構(JITCO)が販売しています。ここでは、よく知られている2つの保険を簡単に紹介します。

1. JITCO保険 外国人技能実習生総合保険

JITCOが窓口となっており、技能実習生を被保険者、実習実施者を保険加入者とする団体保険。一般の個別保険より格安な保険料で加入することができます。技能実習生が母国出発から帰国するまで、講習期間を含む実習実施期間中をカバーし、保険の加入漏れを防ぐことができます。治療費用については、国民健康保険、健康保険等の資格取得時期を考慮し、本国から一定期間は治療費用が100%補償されます。

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2. ジェイアイ損害保険 外国人技能実習生総合保険

国内の旅行業最大手のJTBグループと世界的な規模で損害保険事業を展開するAIGグループとの合弁会社・ジェイアイ傷害火災保険株式会社が提供しています。この保険は外国人技能実習生が母国を出国してから、日本で技能実習を修了し、母国に帰国するまでを補償。母国出国から国民健康保険、健康保険などを取得するまでの一定期間は治療費用が100%支払われることも特徴です。

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外国人技能実習生総合保険は、技能実習生の万一の場合の備えとして、日本での病気や傷害事故をカバーする保険です。これに加入すれば、実習生も受け入れ企業もより安心・安全に技能実習を実施することができるでしょう。

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