あらゆる言語の通訳者と アプリで簡単につながれるサービス「Oyraa(オイラ)」
2024.07.24
外国人労働者や海外の会社と“日本語以外の言語で”やりとりする機会は、ひと昔前よりも格段に増えており、これからも間違いなく増え続けることでしょう。しかし従来の通訳者派遣サービスは対面が原則、事前予約が必要で短時間利用は不可、と意外にハードルの高いものでした。通訳をもっと手軽に頼みたい。短時間だけ通訳を利用したい、と思ったことはありませんか? Oyraa(オイラ)はビジネスからプライベートまで幅広いシーンで役立ってくれる通訳アプリです。株式会社Oyraa代表取締役社長のコチュ・オヤさんに、日本でこのサービスを立ち上げた理由、Oyraaを活用できるシーンなどについて話を伺いました。
Oyraa(オイラ)の機能
Oyraaは誰でも簡単にスマホで通訳者・翻訳者を見つけられるアプリ。英語・中国語・フランス語などのメジャー言語はもちろん、ベトナム語、ミャンマー語、インドネシア語などを含む153言語もの通訳・翻訳に対応しています。誰でも気軽に使え、スポット的な利用にも適した個人プランと、法人による定期的なご利用、一社で複数アカウントを作りたい企業向けの法人プランの2種類を用意しています。個人プランではアプリで通訳して欲しい言語を選択すると、複数の通訳者をリストアップしてくれ、ニーズに合った人を自由に選べる仕組み。利用料金は全て1分単位なので短時間の利用でもOKです。他にも以下のような特長があります。
■120以上の専門分野に精通
専門性の高い医療や法律といった分野の通訳も、業界に精通した通訳者が対応。病院や行政手続きでのトラブルを助けてくれます。■スピーディな対応
通訳者とのマッチングはアプリ上で素早く完結。希望の日時に対応してくれます。見積りの待ち時間も不要!■24時間オンデマンド
急な依頼やトラブルの場合も、すぐに通訳者がリクエストに応えてくれます。■機密厳守
ユーザーのプライバシーやビジネス機密は厳格な情報管理によって守られます。ニーズに応じて立ち上げたサービス
Q. Oyraaを開発する、きっかけとなった出来事は何でしたか?
前職の職場で働いていたときに、日本に住んでいる外国人の友達が電話をかけてきて「通訳を頼みたいんだけど」と依頼されることが多かったんですね。「たとえば子供が熱で出して病院に行ったんだけど、お医者さんに言葉が通じない」とか、「銀行に行って銀行口座を作りたいけど相手が日本語しか話せない」といった個人的な用事でした。しかし私自身は通訳ではありませんし、当時は他の仕事をしていたのであまり時間もかけられません。そこで通訳を手配してくれる会社を紹介しようと思ったのですが、適切なサービスが存在しなかったのです。
多くの場合は事前予約が必要で、利用時間は短くても半日単位。これでは短時間の利用であっても数万円の費用がかかってしまいます。もっと気軽に、その場でスピーディに利用できる通訳があったら……そうしたニーズに応えるためには、自ら新しいサービスを立ち上げるしかない! と思ったのが、Oyraaを開発した理由でした。
Q. Oyraaのサービス内容を教えてください。
Oyraaは様々な言語に対応した通訳者と、通訳・翻訳を依頼したいユーザーをスマホでつなげ、オンライン上で通訳・翻訳が完結するサービスです。通訳が必要な言語、専門分野などをアプリ上で選択すると、条件に合った通訳者を即座にリストアップ、要望にあった通訳者を利用者が選んで即時に通訳者に電話できる仕組みです。
利用料金は全て1分単位(お得な法人プランもあり)。会話にはアプリを利用するため、発生するのは通訳料のみで、通話料は一切かかりません。ちなみに通訳料は平均120〜150円/分とリーズナブル。音声通話だけでなく、ビデオ通話、チャット、3者間通話にも対応しています。通訳者にはそれぞれ過去利用者からの評価を元にした5段階の星が付いており、利用者からのレビューを見ることもできるので、要望にあった通訳者を簡単に選べます。もちろん気に入った通訳者を登録することも可能。
「日本で雇用している外国人に通訳して欲しい」「海外にある会社とのミーティングでリアルタイム通訳して欲しい」といったビジネスシーンはもちろん、「海外旅行先でちょっとだけ通訳して欲しい」など、様々な場面でご利用いただけるサービスだと自負しています。
※https://www.oyraa.com/pages/home/jaから借用
Q. Oyraaの特長は何ですか?
24時間365日いつでも、どこにいても通訳を利用できること、153もの幅広い言語に対応し、医療や法律など専門分野に強い通訳者を簡単に探せること、そして圧倒的にリーズナブルなことです。1分単位での従量課金で固定費が不要であり、従来の通訳サービスの半額以下のコストで提供しています。また、あらゆるシーンに対応できる使いやすさも大きな強みです。事前予約なしで即時に利用することも、ミーティングなどの時間に合わせて希望の通訳者を予約することも可能。3者間通話機能により対面の会話だけではなく電話口に通訳者を加えることもできます。
原則として言語の縛りを設けていないので、たとえば外国人従業員を雇用している企業の場合、Oyraaであればミーティングでは日英通訳者を呼び出しながら、希少言語話者の外国人従業員との1on1では〇〇語の通訳者を呼び出す、といった柔軟なスポット利用をいただいています。Oyraaを導入することで、監理団体や登録支援機関などでは対応していない言語を話す国の人々とも丁寧なコミュニケーションを取ることが可能となり、ビジネスチャンスが大きく拡がります。
国籍、使用言語を問わずに誰でも利用できる
Q.どんな人が利用していますか?
このサービスを立ち上げるに当たって想定したターゲットユーザーは、日本に住んでいる外国人でした。日本で暮らし始めたばかりで、まだ日本語がよく分からない方ですね。やはりそうしたニーズは高く、外国人本人はもちろん、そうした外国人を雇用している企業様にも広く利用いただいています。
また日本に住んでいる日本人からも多く利用いただいています。これはどういう理由かというと、「海外のECサイトで買い物をしたけど商品が届かない。カスタマーサポートに電話したいけど、現地の言葉が話せない」「海外に住んでいた時に作った銀行口座を解約したい」といった場面で、Oyraaの3地3者通話サービスが役立つからですね。
そのほか海外に住んでいる日本人からの利用も決して少なくありません。たとえば、海外に転勤になったご主人や帯同する奥様。現地の言葉が理解できないと生活に苦労し、ストレスが貯まってしまうことが少なくないようです。確かに、難解な単語の多い行政上の手続きなどで通訳を利用できれば便利ですし、現地での生活がずっと楽になると思います。このように利用者は千差万別、様々な方にご利用いただいているのが現状です。
Q.153ヶ国語に対応できた理由は何ですか?
通訳者のグローバルネットワークを持っているからです。日本在住の通訳者ももちろん多くいらっしゃいますが、アメリカやベトナム、フランスやタイなど、様々の国の通訳者もたくさんいらっしゃいます。そのお陰で153ヶ国語に24時間365日対応できます。
人による通訳だからこそ実現できるクオリティ
Q. AIによる機械翻訳との違いは何ですか?
サービスを立ち上げるとき、機械翻訳も検討しましたが、現状では前述の課題を解決できる技術水準にありません。文章構成がしっかりした原文で英語などメジャーな言語を日本語の文章に翻訳するなら機械翻訳もそれなりの水準になってきていますが、“会話をリアルタイムで通訳する”“発言者の意図やニュアンスを汲んで伝える”“業界の専門用語を正しく伝える”といった能力についてはまだまだ発展途上で、ビジネスで使えるレベルには到底至っていません。
Oyraaはやりとりこそオンライン上ですが、あくまで人間である通訳者が通訳するサービスです。同じ言葉でも場面によって意味が異なってしまうような曖昧な表現(例「結構です」など)、擬音語も理解して通訳してくれ、ニッチな言語にも対応できる、しかも業界に精通した通訳者を選ぶことができるのがOyraaの圧倒的な強みです。
Q.個人プランと法人プランの違いは何ですか?
通訳者のマッチング方法が個人プランとは異なります。個人プランでは自動的にリストアップされた通訳者の中から利用者が自由に選べる仕組みですが、法人プランでは利用される企業の分野に特化したプロの通訳者を当社が予め選定した上で、企業個別の要望に応えられるようアサイン。
会議に同席する通訳者を事前予約することも、もちろん可能。通訳者とは厳密な機密保持契約を結んでいるので、企業秘密に関わる内容でも全く心配ありません。
法人プランの場合、定額利用でコスト管理しやすい点、お支払い方法がクレジットカードではなく請求払いとなる点も個人プランとの大きな違いです。複数の外国人就労者を雇用している企業様なら、法人プランがお勧めです。
Q.通訳者側にとってOyraaに登録するメリットはありますか?
自身がもつ語学力を活用して収益化できることは、大きなメリットだと思います。スマホさえあれば利用できる遠隔通訳なので、働く場所はフレキシブル。地方、あるいは海外在住の通訳者でも多くの案件を請け負うことができます。これは即ち、利用者にとってのメリットでもありますよね。翻訳者の数が少ない地方に住んでいる人、企業でも、出張料金を払うことなく、リーズナブルに品質の高い通訳が利用できるのです。
また利用料金を通訳者本人が自由に設定できるのもOyraaの特色。通訳者本人からは「納得できる金額で仕事することができた」「問題解決の手助けができて嬉しい」「利用者から感謝の声を聞けるので励みになる」といった声が届いています。
まとめ
外国人労働者の力が不可欠になっている現代の日本。気軽に、スピーディに通訳を利用できるOyraaのような画期的サービスが、これからの日本で、いや世界中のあらゆる国で求められるに違いない、と感じました。スマホ時代の新しい遠隔通訳サービスとして、距離や時間の壁を飛び越えてしまったところに凄みを感じます。
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