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積極的に外国人採用している企業の特徴は?企業の成功事例も紹介

新任人事

外国人を積極的に採用する企業は多いようですが、どんな特徴があるのでしょうか?

外国人雇用専門家

海外展開をしている企業など、外国人を採用しやすい環境にあると外国人を採用しやすいですね。また、外国人にとって働きやすい環境作りに努めている企業は外国人にとって魅力に感じるでしょう。


外国人の採用を検討している企業としては、外国人を積極的に採用している企業にはどんな特徴があるのか、という点をおさえておきたいところです。

労働力を十分に確保できない状況においては、外国人が貴重な戦力となり得ます。外国人を採用している企業の特徴を理解したうえで、外国人の採用に取り組んでみましょう。

CONTENTS

  1. 1. 外国人採用が注目されている背景
  2. 1-1. 労働力不足の解消
  3. 1-2. 良い意味で刺激を受け、業績向上のきっかけに
  4. 2. 積極的に外国人採用している企業の特徴
  5. 2-1. 日本語をさほど使わなくても仕事ができる
  6. 2-2. 社内公用語が英語である
  7. 2-3. 海外展開を行っている
  8. 3.外国人採用に力を入れている企業の成功事例
  9. 3-1. メルカリ
  10. 3-2. 楽天
  11. 3-3. パナソニック
  12. 4. まとめ
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最近よく、コンビニや飲食店で外国人が働いているのを見ますが、何故増えたのでしょうか?

外国人雇用専門家

確かに街中で働いている外国人が多いですね。増えてきた背景についてみていきましょう!


1. 外国人採用が注目されている背景

外国人の採用は、労働力不足の解消が目的であることが多いですが、そのほかの理由として、外国人採用によって良い刺激を受け、業績向上が期待できることもあげられます。

外国人を採用する背景について、次の項目でくわしく説明します。

1-1. 労働力不足の解消

外国人を採用すると労働力不足の解消につなげられます。

日本では出生数の減少によって総人口が減少しており、特に労働力となる15歳から64歳の人口である「生産年齢人口」も年々減少の一途にあります。

労働力不足の問題を解決するためには、機械化によって生産性の向上を図るか、海外の労働力を受け入れるかのいずれかの方法をとらなければなりません。

労働力不足を解消するために、外国人を受け入れることは効果的な方法といえます。

1-2. 良い意味で刺激を受け、業績向上のきっかけに

企業に外国人を受け入れると、企業で働く社員にとっては良い意味で刺激となります。

日本人の社員にとっては当たり前に感じる社内環境であったとしても、外国人の目から見ると「ここは改善した方が良いのでは?」と感じる点が見つかるかもしれません。

外国人の意見を受け入れることができれば、作業の方法を効率的にできたり、あるいは日本人だけでは思いつかなかったアイデアが出たりすることもあるでしょう。

外国人という新しい人材を雇用することによって、良い意味で社員たちが刺激を受け、結果として業績が向上するきっかけにもなり得ます。

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外国人を採用する企業は何を求めているのでしょうか?

外国人雇用専門家

外国人を採用する場合、いくつかの理由があります


2. 積極的に外国人採用している企業の特徴

積極的に外国人を採用している企業の特徴としては、下記があげられます。
  • 日本語をさほど使わなくても仕事ができる
  • 社内の公用語が英語である
  • 海外展開を行っている

2-1. 日本語をさほど使わなくても仕事ができる

仕事の内容によっては、日本語をさほど使わなくても業務を行える場合があります。

例えば、工場で作業を行う場合、作業の方法を理解するためには言葉が必要となりますが、作業の方法を覚えてしまえば、作業中に話をする必要がありません。

外国人を多く採用している業種の一つとして製造業があります。業務中に日本語を多く使う必要がない業種では外国人労働者を積極的に採用しています。

2-2. 社内公用語が英語である

日本の企業の中には、社内の公用語を英語としている場合があります。その場合、業務中は日本人であっても英語を使わなければなりません。

見方を変えれば、普段英語を使っている外国人にとっては、業務中に日本語を使用する必要がないため、日本人の社員とのコミュニケーションを容易に取ることができ、業務をスムーズに進められます。

これにより、企業は世界中から採用できるようになります。

優秀な外国人材を積極的に採用したい企業にとっては、社内の公用語を英語に切り替えることは効果的な方法といえるでしょう。

2-3. 海外展開を行っている

そのほか、海外展開を行っている企業も積極的に外国人採用を行っています。

海外展開を行う場合は、日本人を海外に転勤させるよりも現地の人を採用する方が容易であるため、必然的に外国人労働者が多くを占めることになります。

多くの日本人の中に少数の外国人労働者がいるよりも、外国人労働者の方が多ければ、外国人同士でコミュニケーションを取ることができます。

外国人労働者としては、海外展開を行う日本企業なら働きやすいと感じることでしょう。

3.外国人採用に力を入れている企業の成功事例



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どんな企業が外国人の採用に積極的なのでしょうか?

外国人雇用専門家

最近では、社内公用語が英語で積極的に外国人を採用する企業が増え始めてます。楽天は社内公用語が英語として話題になりましたね!


外国人採用に力を入れている企業は数多くあります。ここでは、外国人採用を積極的に行った企業の成功事例として下記の3社を紹介します。
  • メルカリ
  • 楽天
  • パナソニック

3-1. メルカリ

メルカリは「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションに基づき、世界に通用する企業を目指して外国人の採用を積極的に行っています。

同社によると、メルカリ東京オフィスのエンジニアリング組織では、2022年の時点で約50%が日本国籍以外のメンバーで構成されているとのことです。

メルカリは、社内公用語を英語に指定している楽天とは異なり、社内の公用語を指定していません。

しかし、業務に必要となる英語や日本語の教育を実施しているほか、やさしい英語、やさしい日本語の使用を推奨しています。

メルカリは、国籍が異なるメンバー同士がコミュニケーションを取りやすい環境づくりに取り組んでいます。

3-2. 楽天

楽天は2012年に社内公用語を英語としました。これにより、楽天では海外の優秀な人材を採用し、グローバル化に弾みを付けています。

楽天の調べによると、2020年12月末時点における楽天の従業員比率は、日本人が78.3%、外国人が21.7%であり、従業員のおよそ5人に1人が外国人従業員です。

楽天では革新的なサービスを顧客に提供するために「ダイバーシティの促進」に力を入れています。多様な人材が楽天に集まることで、従業員同士が刺激を受けるにとどまらず、イノベーションの原動力にもなり得ます。

楽天が手がける業種はインターネット関連をはじめとして金融、携帯電話事業、プロスポーツチームの運営など多岐にわたります。外国人採用を積極的に行い、多様な価値観を融合させることが楽天の強みといえるでしょう。

3-3. パナソニック

日本の大手電機メーカーのパナソニックは、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカとグローバルに展開しています。

パナソニックは、海外で効率的に展開していくためには、現地の外国人を採用し、現地で主体的にマネジメントする方法が最適と考えます。それにより、現地のニーズに応えられる製品の開発、販売が可能となるためです。

人口が減少傾向の日本では、市場規模の拡大が見込みにくい状況ですが、海外市場では、今後も市場の拡大が期待できます。パナソニックは海外での事業に力を入れるため、世界各地で現地での採用を積極的に行っています。

4. まとめ

外国人採用を積極的に行っている企業の特徴としては、社内公用語を英語にすること、海外展開を行っていることがあげられます。

また、メルカリのように従業員同士がやさしい英語、やさしい日本語を使うことによってコミュニケーションを取りやすいように工夫する方法もあります。

外国人採用は、外国人の方が定着し、活躍することが成功要素です。できるだけ外国人の方にとって働きやすく、魅力的な職場づくりを意識していきましょう。

自社の労働力不足解消や事業展開を加速させるために、良い影響を生み出せるような外国人採用を成功させましょう。

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