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技能実習生の失踪が最も多い!?建設分野で技能実習生を採用する際のポイントは

最も失踪者が多い?建設分野での技能実習生

3Kと呼ばれる建設分野の現状は

建設業界の仕事は昔から「3K(きつい、きたない、きけん)」と呼ばれるほど大変なものです。そのため人がなかなか集まらない上に離職率も高いため、現場の人手不足は年々加速するばかりです。

厚生労働省によると2023年に建設分野で必要な労働者数は約347万人と推測されていますが、実際の労働者数は326万人に留まる見込みです。この21万人のギャップを埋めるために外国人労働者の活躍は不可欠であると言えます。

また技能実習制度においては年々増加する失踪者が問題となっていますが(2018年には9,052人が失踪)、最も失踪者が多い業界の一つがこの建設業界です。理由は様々だと思いますが、「職場環境の認識の違い」「予想以上の重労働」など、認識の違いも原因の一つ。

採用者はそこを踏まえて採用活動を行わなければなりません

技能実習生・建設分野での面接のポイント

現地の送り出し機関に任せきりにしない!

技能実習生の採用面接は、受け入れ企業の担当者が当該国に出向き一日で行われます。面接には現地の送り出し機関が同席し、企業の情報や求職者の情報の橋渡しをします。しかしこの際、「言葉がわからないから」と言って、送り出し機関に任せきりにしない事が重要です。

失踪者が出るということは、採用時点でミスマッチが起きているということ。ミスマッチを防ぐためにはどこに注意すればいいのでしょうか。

ミスマッチを防いで失踪者を出させない!面接で必ず聞くべき3つの質問

他の業界の面接の場合「志望動機」や「日本への理解度」が重要ですが、最も失踪者の多いハードな肉体労働の建設業界の場合は、体力的に大丈夫か、ストレス耐性があるかという点を見る事が一番重要となります。

建設業の仕事への理解度

暑かったり寒かったり重労働が多かったりと、とにかく想像以上に体力的にも厳しいのが建設現場での仕事です。まず「どのような仕事内容があって」「どのような職場環境か」ということの理解度を確かめましょう。

基本的に一年中屋外での作業になるため、温度が高い国から来る場合には冬の寒さは堪えるので、そのあたりもしっかり確認しましょう。

将来のビジョンとここまでの仕事歴

ハードな肉体労働の現場であることを踏まえると、残念ながら今までずっとオフィスワーカーだったり体力に自信が無い人の場合はミスマッチの可能性が高まります。ハードな職場ゆえ「他の業界に比べて倍率が低い」という事で応募してくる人も必ず一定数います。

そこを「頑張ります」という言葉だけを鵜呑みにして採用すると、失敗の可能性が。今までどんな仕事をしてきて、技能実習が終わって帰国した際に母国で何をしたいのかを具他的に聞くようにしましょう。

今まで打ち込んできたことや趣味

過去に肉体労働の経験がなかったとしても、「ハードなスポーツを子供の頃から続けてきた」「農業など親の仕事を手伝ってきた」などの経験があれば、ストレス耐性が高く体力もある可能性が高まります。

仕事歴だけではなくその年齢に至るまでの様々な経験を聞くことでも、ハードな職場との相性が見えてくるかもしれません。

建設業界は、技能実習生の失踪率が最も高い分野であり社会問題となっています。実習生の失踪とは、採用側にとっても実習生側にとっても大変不幸な事態です。そういった事態を避けるために、面接時に現実の仕事の過酷さをきちんと説明し、それでもこの仕事に就きたいという強い意志を確認したうえで採用を進めましょう。

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