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「建設分野」における技能実習生採用の極意

建設業界では、現場の人手不足が深刻化しています。厚生労働省によると、2023年に同業界で必要な労働者数は約347万人ですが、実際の労働者数は326万人に留まる見込みとのこと。このギャップを埋めるために、外国人労働者は不可欠といえるでしょう。建設業界は技能実習生の失踪者が最も多い業界の1つなので、採用者はこの点を意識しながら採用活動に臨むことが大切です。

送り出し機関に任せきりにしない!

技能実習生の採用面接をオンラインでなく、対面式で行う場合、受け入れ企業は採用担当者を当該国に送り、一日で面談を終わらせます。面接には現地の送り出し機関が同席し、募集企業と求職者の橋渡しをしますが、この際「言葉がわからないから」という理由で、送り出し機関に質疑応答を任せきりにしないことが、ミスマッチを防ぎ、将来、失踪者を生まないために重要です。

面接で必ず聞くべき3つの質問

1.建設業界への理解度

暑かったり、寒かったり、重労働が多かったり、建設現場にはさまざまな苦労があるので、面接では仕事内容や労働環境に対する理解度を確かめることが必要でしょう。仕事は基本的に一年中、屋外での作業になるため、実習生が日本の気候に対応できるかどうかも確認しておきたいところ。

2.職歴とビジョン

肉体的にハードな仕事であることを踏まえると、今までずっとオフィスワーカーだったり、体力に自信がなかったりする人は、当然ながらミスマッチを起こす可能性があるでしょう。また、応募者の中には「他の業界に比べて倍率が低いから」という理由で応募してくる人もいます。そのようなタイプの応募者と面接し、「頑張ります」という言葉だけを鵜呑みにして採用しても、大抵の場合は失敗を招くだけ。面接では相手が今までどんな仕事をしてきて、技能実習が終わった後に母国で何をしたいのかを具体的に聞くようにしましょう。

3.今まで打ち込んできたことや趣味

建設現場での職歴がなかったとしても、「肉体的にハードなスポーツを子供の頃から続けてきた」「農業など親の仕事を手伝ってきた」などの経験がある人は、建設業界で働き続けるための力を持っているかもしれません。仕事歴だけでなく、趣味や経験、性格などを聞くことで、仕事や受け入れ企業との相性が見えてくるかもしれません。

4.移動時間の考え方は大切

建設業界で失踪が多いのは、仕事内容のミスマッチもありますが、ほとんどは実習生が”労働時間に対して賃金が安い”と感じるところにあります。 例えば、現場までの移動時間(片道1~2時間)が長いため朝6時に集合して出発し、終業時間いっぱいまで作業をしてから片付けをするので夜遅く帰宅する、しかし移動時間は割増賃金つけてもらえない、等の不満をよく聞きます。 面接時に、どの地域での作業が多いのかや、移動時間の考え方等についても説明し、納得してもらうことも大切だと思います。

ミスマッチや実習生の失踪を防ぐために、受け入れ企業の採用担当はこのような点を面接で確認するようにしましょう。

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