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【専門家コラム】特定技能制度_農業派遣に関するコラム

専門家コラム

2022.03.22

①日本国の農業・農業従事者の現状

 2019年4月に出入国管理・難民認定法が改正され、特定技能で就業できる業種は、「現状人材が不足している」または、「将来的に人材不足」が予想される分野の業種が指定されています。
 人材不足が課題とされる産業の一つとして「農業」も特定技能制度により海外からの人材の就労が可能となりました。
 現在日本は、農業従事者の減少と農業従事者の高齢化が問題となっています。
 農水省の調査によると、H31年の農業就業人口は168万人。H22年は農業人口が260万人もいたのに対し、100万人もの農業就業者が離農していることが発表されています。65歳以上が60%を占め、働き盛りである35歳未満が全体の約5%というデータも報告されています。
 農業は天候による影響を受けやすい点や近年価格が安い農産物が輸入されていることもあり、なかなか収入が安定しないことも農業従事者の減少につながっていると考えられます。

 もう一つは、日本の食料自給率の低下も問題視されています。農水省の調査によると、H30年度の食料自給率は37%前後と発表されています。

 上記の結果から、現状は63%を輸入に頼っています。安価な農作物を購入できることは国民にとってメリットかもしれませんが、現在国内で出荷されている農作物の過半数以上を海外依存していると考えると、今後も食料を安定的に確保できるのか?という問題が出てきます。
 世界的に見ても日本の様にほとんどの食品を海外に頼っているのはごく稀なことであり、食の安定を確保するためにも、政府は令和12年度までに食料自給率を45%までに引き上げる事も目標に掲げています。

②特定技能人材農業派遣×LCC(格安航空会社)

 昨今、地方の農業人材不足を補うために、ベトナム国籍、中国国籍等の外国人人材が、リレー方式により、閑散期農地から、収穫時期を迎える繁忙農地へ派遣される記事をよく見かける様になりました。長期雇用は非常にコストがかかるため、短期雇用にする事により、農家のコスト削減に効果があり、人手不足解消はもちろん、農作物の収穫売り上げが大幅に伸びた農家もある様です。

 弊社でも、昨年年末頃より、特定外国人材派遣企業様、特定監理団体様から、北海道・四国・九州への農地派遣のため、何か安く移動する方法はありませんか?格安航空券の団体の予約は可能でしょうか?等のお問合せ・ご質問を多数いただく様になりました。
 ここ最近でお問合せをいただいた企業様・監理団体様から、特に要望が多かった内容、また、現状の課題を下記にまとめてみました。

【企業様・監理団体様の現状課題】

Q①:派遣移動手配(航空券等)にかかる手間を減らし、本業の人材派遣業務に注力したい。
A①:農地派遣の移動手配は、旅行会社へアウトソーシングされる事をおすすめいたします。

Q②:格安航空券を利用する事により、派遣コストの削減は可能か?
A②:可能です。
   ANAやJAL等と違い、(例外もありますが)年間を通じて、片道1万以下で予約・発券ができます。

Q③:団体でまとめて予約・発券ができる方法は無いか?
   予約・発券時の変更・払戻規約がよく分からない…。
A③:旅行会社では、格安団体航空券の取扱いが可能です。

 格安航空券は、非常に分かりにくい内容の規定が設定されていますが、特に重要となる、「変更規定」、「取消規定」、移動の際の「受託手荷物量」に関しては、細部まで条件をご案内させていただきます。

Q④:派遣される人材のリスト化、移動費用の一括支払い等、管理業務の簡素化したい。
A④:弊社にて一括管理をさせていただきます。
   航空券代、バス代等、移動に係る費用の一括清算も可能です。

                                                  

③LCC(格安航空会社)の特徴

 LCCは「Low Cost Carrier(ローコストキャリア)」の略です。
 日本ではLCCを「格安航空会社」と呼ぶのが一般的で、LCCの最大の特徴は、その名のとおり、航空券の安さ。JALやANAなどの既存のフルサービスキャリア(FSC=Full Service Carrier)より割安な航空運賃を提供しています。旅行や出張で飛行機を利用する人たちの強い味方です。

 2019年(新型コロナウイルス感染拡大前)までは、日本人は勿論、東南アジア方面からの訪日外国人の観光移動、日本国内在住の外国籍の方の 移動、沖縄米軍の移動等、日本国内のLCC(格安航空会社)は、様々な用途で需要がありました。
 日本国内LCC会社は、日本航空系列の「ジェットスター・ジャパン(GK)」、全日空系列の「ピーチ・アビエーション(MM)」が有名です。
 アジア方面でも、中国の「SPRING JAPAN(9C)」、ベトナムの「ベトジェット(VJ)」、「バンブー・エアウェイズ(QH)」、フィリピンの「セブ・パシフィック航空(5J)」、タイの「タイライオンエア」等、各国の国民にもかなり浸透している様です。

 実際に、技能実習生、外国人労働者として来日また、帰国する方々も、LCC(格安航空会社)をよく利用されています。(私も出張や観光等でよくジェットスター・ジャパン利用をさせていただいております。)
 やはり、1万円以下で気軽に移動できてしまう事が魅力の一つであり、定時運航率も比較的高いため、安心して搭乗できます。また、全てのムダを省き、受託手荷物、機内サービス、座席指定を有料オプション化する事によって、航空券コストをカットし販売価格に反映させる手法で、年々搭乗者数を増やしています。航空機が空港に到着後、約30分後には給油を終え、次の目的地へ向かう事によって効率良く機材繰りを行うことも、航空券代が安い理由の一つです。SALEの時期には、片道¥100!等のキャンペーン価格で発売される事も、格安航空会社ならではの販売手法です。

④ジェットスター・ジャパンに関して

 今回は、国内LCCの1つでもある、ジェットスター・ジャパンに関して簡単にご案内をさせていただきます。
 2022年7月に就航10周年を迎えるジェットスター・ジャパンは、北は札幌から、南は沖縄・宮古(下地島)まで国内15都市に17路線を 運航しています。
主要拠点である成田空港は、都内へ乗り換えなしでダイレクトにアクセスできる交通機関が充実しております。
 現在、成田空港からは13都市・13路線を運航しており、東京(首都圏)と繋がる国内就航地が最も多いLCCとなります。
地方空港へのアクセスは非常に充実しておりますので、地方の農地派遣の際の移動は最適な航空会社です。

【ジェットスター・ジャパン就航地 R4年3月現在】

★成田国際空港第3ターミナル ⇔ 北海道新千歳空港
★成田国際空港第3ターミナル ⇔ 大阪関西空港
★成田国際空港第3ターミナル ⇔ 四国(高松・松山・高知)
★成田国際空港第3ターミナル ⇔ 九州(福岡・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島)
★成田国際空港第3ターミナル ⇔ 沖縄(那覇・宮古下地島)

 今後、農業人材派遣の移動は急激に増加していくことが予想されます。旅行会社や国内LCCをうまく活用して、人材派遣の移動コストを削減してみませんか?
 農業業界の人手不足解消、御社の課題解決のお役に立てればと思います。

    

牧村 章弘

株式会社アーク・スリー・インターナショナル
東京支店 旅行事業部 

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