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「漁業」に若い風を吹き込む技能実習生の採用の極意

高齢化が進む漁業分野では、技能実習生の存在が欠かせません。1998年に27万7000人だった漁業分野での就業者数が、2017年には半数近くの15万3000人まで減少し、人手不足は深刻です。漁業分野では就業者の2割が65歳以上とされており、熟練の就業者の中に、体力のある若者が入ることで、高齢化した漁業に若い風を吹き込むことができます。

何日も船の上で生活したり、網を引いたり、大量の魚を運んだりする仕事であるため、技能実習生を採用する際には「体力」が大きな選考ポイント。受け入れ企業は、現地の送り出し機関に候補者を絞ってもらう際に体力テストを依頼することができるので、書類選考と併せてそれを行うことをオススメします。

次に、面接で採用担当が絶対に聞いておいたほうがいいことを3つ挙げます。

面接で必ず聞くべき3つのこと

1.帰国後に実習経験を活かせる環境は? 日本で得た経験をどう将来に生かす?

漁業の現場は過酷なことが多く、実習生にはツラ過ぎるかもしれません。だからこそ、実習生が帰国後の目的や計画を明確にしておき、採用担当にあらかじめ伝えておくことが大切です。

2. 今まで1番がんばったことは何?

スポーツに打ち込んだり、家業を手伝ったり、何かに真剣に取り組んだ経験がある実習生は、困難な状況にいても忍耐強く働いてくれるかもしれません。

3. 協調性はある? 自分はどんなタイプの人間?

同僚と船で過ごす時間や集団での作業が多いため、協調性は大切です。それだけでなく、採用担当者は候補者が自分自身をどういう人間として見ているかも聞いておきましょう。リーダー的な人間か、あるいは人を支えたり、フォローしたりすることが得意な人間か? これを知っておくと、性格や能力に適した役割分担をする際に役立つかもしれません。

なお、漁業分野における日本語能力の水準は「日本語能力試験4級(N4)」とされています。しかし実際には、多くの技能実習生は日本語がほとんどできないまま来日し、入国後講習で日本語を学ぶものの、働き始めてから最初の段階では「基本的な日本語を理解するのが難しい」というのが現実。船上での作業では、小さなミスが大きな事故につながるリスクもあるので、受け入れ企業はどんな形であれ、実習生の日本語教育を意識的に行なっていくべきでしょう。

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