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日本語力は気にするな! 技能実習生の「面接」で本当に大事なこと

技能実習生の面接は、受け入れ企業が現地に出向き、一日で行います。その前に、受け入れ企業は、希望する人材について送り出し機関に詳しく伝え、同機関はそれにもとづき、事前に候補者を採用者の3倍程度に絞ると言われています。受け入れ企業は送り出し機関から候補者に関する情報を受け取った上で面接会場に向かいますが、その後は何が起きるのでしょうか?実際の面接でのポイントと併せて説明します。

面接当日の一般的な流れ

国や送り出し機関によって違いはありますが、面接当日の一般的な流れから見てみます。

① 一次面接: 会社紹介後に集団面接
② 二次面接: 個別面接
③ 内定者決定・通達: 内定者へ雇用条件などの説明
④ 契約
※ 受け入れ企業によっては二次面接後に「三次面接」や「実技試験」を行う場合もある。

面接の3ポイント

面接で良い人材を見つけるためには、次の3つが大切だと考えられます。

1.アイスブレイク

受け入れ企業の多くは、一次面接を行う前に自社や当日の参加メンバーを紹介します。そのようなことをしないで面接を始めても、応募者は緊張したまま。それでは相手を見極めることができません。良い面接のためにはアイスブレイクが不可欠です。

2.求める人物像は具体的に

良い人材を獲得するためには、面接前の取り組みも大事。受け入れ企業は監理団体に求人を依頼する際、ほしい人材をできるだけ詳しく明確に伝えるべきです。そうしないと、監理団体があやふやな条件で実習生を募集することになり、有望な人材を見つけにくくなる恐れがあります。

また、誰を採用するかは、候補者と初めて顔を合わせたその日のうちに決めなければいけません。そこで迷わないようにするためにも、受け入れ企業は、求める人材像を具体的に描いておくことが大切です。

3.日本語はあまり気にしない

応募者の日本語レベルは高いに越したことはないのですが、実際には面接時点で日本語がわからない人がほとんど。職種によっては日常的に日本語で会話をする必要がないものもあるため、日本語の能力よりも、応募者の適性を重視すべきでしょう。例えば、食品加工工場で働く場合、機械的な作業が多くなるため、日本語でのコミュニケーション力よりも、一つのことに根気よく取り組む力が問われます。このように、それぞれの職種に必要とされる資質を明確にしながら、応募をかけていくことが重要です。

現地での面接は普段と異なる状況のため、受け入れ企業側でも「少しやりづらい」と感じる人もいるでしょう。しかし、普段から「この職種には、どのような性格の人がマッチしているか」や「面接では、どうやってコミュニケーションを図るか」などを考えておき、イメージをハッキリさせておけば、本番の面接には“平常心”で臨むことができるかもしれません。

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