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外国人を正社員として採用したい!雇用前に知っておきたい必要な手続きや注意点とは

近年は、ダイバーシティマネジメントの取り組みとして外国人を採用する企業が増加しています。国籍を問わずに人材を活用することで、国際的な感覚を強化したり、イノベーションが生まれやすくなったり、様々なメリットを得られます。

しかし、外国人を会社員として採用する場合、知っておくべきポイントがいくつか存在するので、事前に理解しておくことが重要です。

今回の記事では外国人採用を検討している企業の担当者に向けて、外国人を正社員として雇用する理由や注意点を解説します。この記事を読むことで外国人を採用する前にどのようなポイントを押さえるべきか理解できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

CONTENTS

  1. 外国人を正社員として雇用する理由
  2. 人材不足の解消
  3. 多様性の促進
  4. 外国人を正社員として雇用する際の注意点
  5. コミュニケーションの弊害
  6. 勤務開始までに時間がかかる
  7. 外国人の正社員採用に必要な手続き
  8. 外国人を正社員として採用しよう

外国人を正社員として雇用する理由

どうして外国人を正社員として雇用する企業が増加しているのでしょうか。ここでは、外国人を正社員として雇用する理由を紹介します。

人材不足の解消

外国人を採用する目的の一つとして、人材不足の解消が挙げられるでしょう。近年は、少子高齢化の進行に伴って、労働力人口が減少していることが懸念されています。

そこで外国人を正社員として登用することで、人材不足の解消を目指すことができるのです。国籍を問わずに採用活動を進めれば、候補者の幅も広がり、人材を集いやすくなります。

厚生労働省のホームページ※1によると、令和2年10月時点で外国人労働者数は約172万人することが明らかになりました。昨年度と比較すると増加率は低下しているものの、過去最高人数を記録しています。外国人へのニーズが高まっていることが統計からもわかります。

※1 「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和2年10月末現在)

多様性の促進

人材不足の解消のほかに、外国人を採用することでダイバーシティマネジメントを目指せます。社内の人材の多様化を促進すると、イノベーションが生まれやすくなるなどのメリットを得られるのです。

さらに、多様な人材にあわせて労働環境や雇用制度を整備することで、社員が定着しやすい環境を実現できます。また、働きやすさは社員のモチベーションにも影響するので、生産性向上も期待できます。

ただし、ダイバーシティマネジメントを促進する際は、言語や文化の違いによるすれ違いなどを防ぐために、教育制度を整えるなどの対策が必要です。

外国人を正社員として雇用する際の注意点

外国人を正社員として採用することで、人材不足の解消や多様性の促進を目指せることがわかりました。しかし、実際に採用する際に注意するべきポイントが存在するので、以下の注意点について確認しておきましょう。

コミュニケーションの弊害

外国人を正社員として採用する場合、言語やバックグラウンド、文化、価値観などの違いにより、コミュニケーションに弊害が生じることがあります。

コミュニケーションが円滑に行えないと、業務の生産性が低下してしまう可能性があるため、注意が必要です。

例えば、基本的な日本語を理解できる社員であっても、日本語の微妙なニュアンスや建前の文化などを理解できずに、相互理解しづらいケースが見受けられます。

このようなコミュニケーションの弊害を軽減するために、企業には語学や文化理解の研修を実施することが求められます。

勤務開始までに時間がかかる

外国人を採用し自社に受け入れるまでに、時間がかかる可能性があります。日本国籍の社員と比較すると、複雑な手続きを完了させる必要があり、ビザの発行や渡航などに時間がかかることがあるためです。

また、在留資格によっては働けない職種があったり、取得するための条件があったりなど、外国人を採用する際のルールを把握しておく必要があります。

このように外国人を採用する場合、手間や時間がかかるため、採用体制をしっかりと整える必要があるのです。

外国人の正社員採用に必要な手続き

外国人を正社員として採用する場合、主に以下の手続きが必要になります。

  • 在留資格を確認する
  • 雇用契約書を作成する
  • 在留資格変更許可申請を行う(在留資格を変更する場合)
  • 就労ビザの申請手続きを行う

すでに日本国内にいる外国人を採用する場合、在留資格を確認するようにしましょう。在留資格の種類によってはビザを取得する必要がないケースがあります。

また、留学生から新卒採用で外国人を採用する場合などは、在留資格を就労可能なものに変更する必要があります。

外国人の採用が決まったら雇用契約書を作成して、就労ビザの申請手続きを進めましょう。

外国人を正社員として採用しよう

今回の記事では、外国人の正社員採用を考えている企業の担当者に向けて、外国人を正社員として雇用する理由や注意点を解説しました。外国人を採用することで、人材不足を解消したり、ダイバーシティマネジメントを促進したりなどのメリットを得られます。

しかし、外国人を採用するまでに留意しておくべきポイントがあるので、しっかりと理解を深めて準備を進めることが大切です。

当サイトは外国人採用に役立つ情報を発信しています。興味のある方は他の記事も参考にしてみてください。

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