人前で叱ると命にかかわるってホント?!
キャリアアドバイザー伊能ゆりなの事件簿Vol.9
生活関連
2024.12.13

これから外国人材の雇用を予定している人もそうでない人も!!
異なる人種、文化、価値観に触れる時
― 外国人って、どんな人たちなんだろう
― どんなことに気をつけたらいいんだろう
― 日本人や日本の文化をどう思ってるんだろう
などなど、不安や疑問に思うこと、ありますよね。
この記事は、実際に起きた珍事を元に、外国人雇用の現場に携わる人々の戸惑いを描き
「外国人材の皆さんと、どんなふうにコミュニケートしたらよいの?」
のヒントが隠れる、異文化理解の橋渡しを目的としたノンフィクションストーリーです。
異なる人種、文化、価値観に触れる時
― 外国人って、どんな人たちなんだろう
― どんなことに気をつけたらいいんだろう
― 日本人や日本の文化をどう思ってるんだろう
などなど、不安や疑問に思うこと、ありますよね。
この記事は、実際に起きた珍事を元に、外国人雇用の現場に携わる人々の戸惑いを描き
「外国人材の皆さんと、どんなふうにコミュニケートしたらよいの?」
のヒントが隠れる、異文化理解の橋渡しを目的としたノンフィクションストーリーです。
キャリアアドバイザー伊能ゆりなの事件ファイルVol.9
人前で叱ると命にかかわるってホント?!
私、伊能ゆりなは、日本で働きたいと願うひとりでも多くの海外の方に、負担のないクリーンな就職環境を提供できるよう日々、さまざまな業務にあたっている。日頃は外国人材を雇用する企業や雇用される外国人の皆さんをサポートするキャリアアドバイザーとして、メンバーとともに全国各地で起こる珍事を紐解き、解決しているのだが(これまでの「青山智香の解明」はこちら)、現在、弊社ではベトナム、インドネシアなど外国人材市場の開拓にも力を入れており、海外での業務も増えてきた。
ひとえに
「外国人雇用の現場は予想だにせぬ出来事の連続である」
今日はそうした珍事をつまびらかにしながら私たちの仕事を紹介していきたいと思う。
人前で叱ることのタブー
ある日、昔話をしていたときのこと。『子どもの頃、よく先生に叱られた』という話をしていると、フィリピン人のジャスミンさんが青筋を立てて私たちの会話に割り込んできた。

「日本は先生がクラスで怒りますね。テレビを観ていると、会社で上司が怒るも見ます。でも、私の国だとあり得ないです。日本人は落ち込むが多いけど、私の国では逆ギレです」
「よくそんな言葉、覚えたわね(笑)まあ、確かに理不尽に怒られるとそういう感情になるけれど…こちらに非があるから怒られるんだし。そもそも、その『逆ギレ』って言葉は、本来なら叱られるべき立場の人が反省せず逆に怒り出すさまをみてできた俗語だからね」
「なぜ、理不尽で怒らないですか?」
「うーん。目上の人に逆らってはならないという考え方があるからかしら?やっぱり学校がわかりやすいけど、私たちは子どもの頃からそうした教育を受けてきているの。でも、会社だと最近はパワハラと言われるようになって、みんなの前で誰かが叱られるようなシーンは見ないね」
「フィリピンだと、先生の言うこと聞かなくなるじゃ済みません。人前で恥をかかせたら、殺人事件になる可能性があります」
「さ、殺人?!」

たしかに、国によって価値観、文化風習、宗教…が違えば、人前で叱責されることに対する感覚も違うのだろう。そもそも、相手を不快にさせる言動は避けたいし、外国人労働者の雇用現場ではセンシティブな問題だ。
以降、他国の状況をわかる範囲で解説したい。
人前で叱ることのタブー(各国編)
アジアの国だと命を落とすこともあるという「人前での叱責」。日本のように年功序列の儒教文化が根付いている国だと問題視されにくいが、世界を見渡すと非常識という認識の国が圧倒的に多いようだ。理由としては(プライドの高さ)が関係しているらしい。
例えばアメリカ。
彼らは感情と議論を切り離すのが常識という考え方のため、仮にビジネスシーンで「人前で叱責」しようものなら「感情をコントロールできない人」というレッテルが貼られキャリアが終わるレベルなのだとか。要するに、信用を失うほど最低な行為という認識だ。

続いて、東南アジアの国々を代表してタイ、インドネシア、ベトナム、フィリピンを見て見よう。
・タイ
タイ人はプライドが高いことで有名だ。些細なことでも「人前で叱責」されればプライドが傷つき逆恨みにつながる。業務上、何か失敗してしまっても日本人と同列に人前で指摘することのないようにしたい。ただし、タイ人は元来、諍い(いさかい)を好まない民族性で外国人との揉め事も避ける傾向にあるため、こちらの寛大さも大切だ。
・インドネシア
インドネシアの人々もプライドが高いといわれており、対立を好まずスローペースでな性格であるものの、「人前での叱責」は避けたい。また「NO」を言わない印象があるが、日本人のように嫌でもやるという意味ではなく、やる意思がないことの表明であるため、日々の報連相や任せた仕事の進捗確認は必要だろう。
・ベトナム
続いて、ベトナムは日本同様、儒教の影響で年長者を敬うことが徹底されているが、プライドが高く自分の非を認めたがらないことから「人前での叱責や間違いの指摘」は避けたい。彼らは家族第一主義で且つ、友人や同僚など周りの環境を意識する文化があるため、人前で行われることに関して日本人以上にストレスを感じるようだ。「褒めるときは人前で、注意するときは個室で優しく」を心がけると良いだろう。ただ、基本的な性格は南国の人々同様、陽気でおおらか。勤勉で働き者な人が多い。
・フィリピン
最後にフィリピン。フィリピンの人々も日本的な愛の鞭は通用せず、人前で叱られると屈辱を受けたと感じて翌日会社を休んだり辞めたりすることがざらにある。明るくフレンドリー、ホスピタリティ精神旺盛な性格だが、時間にルーズで計画を立てるのが苦手、楽観的で忘れっぽい一面もあるのでフォローやリマインドは欠かせない。

以上、「人前での𠮟責」に対する各国の感覚について性格に触れ解説してきたが、これらはあくまでもおおまかな性格、国柄における印象であり、全ての人が当てはまるわけではないので、雇用現場、社員教育上の参考としていただければと思う。
終
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