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Case15 価値観的にあり得ない
~寮の巡回ってぶっちゃけどんなことするの?!part.3~

生活関連

2024.06.07

これから外国人材の雇用を予定している人もそうでない人も!!

異なる人種、文化、価値観に触れる時
― 外国人って、どんな人たちなんだろう
― どんなことに気をつけたらいいんだろう
― 日本人や日本の文化をどう思ってるんだろう
などなど、不安や疑問に思うこと、ありますよね。

この記事は、実際に起きた珍事を元に、外国人雇用の現場に携わる人々の戸惑いを描き

「外国人材の皆さんと、どんなふうにコミュニケートしたらよいの?」

のヒントが隠れる、異文化理解の橋渡しを目的としたノンフィクションストーリーです。

合理的にあり得ない
~キャリアアドバイザー青山智香の解明~

ワタシ、青山智香は外国人材を雇用する企業や雇用される側の外国人が抱える課題を解決・サポートする業務に携わっている、いわゆるキャリアアドバイザー。
実はこれまでも珍事の解明のため、全国を飛び回っている(過去の事件はこちらからどうぞ)。

ひとえに
「外国人雇用の現場は予想だにせぬ出来事の連続である」
今日はそうした珍事をつまびらかにしながら、私たちの仕事を紹介していきたいと思う。

外国人技能実習生の生活実態に迫るpart.3

いつも愛読くださっている皆さん、ありがとうございます!
本コラムもスタートより半年が経ち、たくさんの反響をいただいております。
前々回から続き「キャリアアドバイザーさんたちの、寮の巡回について詳しく教えて?」という声にお応えして、今回も我々が使っている「寮巡回報告書」の一部を公開したいと思います。特に、外国人雇用で生活面の指導にお困りの皆さんは、どんなことに注意するとよいか参考にしていただければと思います。

3回目の今日は、『教育関係、金銭関連、その他』のカテゴリから!!

【教育関係、金銭関連、その他チェックリスト】


1. 日本語は上達しているか。
→技能実習生は、入国前に約半年、入国後に約1カ月かけて日本語を勉強しています。入国後の勉強は入国後講習と呼び、配属前最後に日本語を学ぶ機会。その後は自主学習になります。
日本語のレベルは5段階に分かれており、入国時はおおむね下から2番目、N4程度といわれています(初めて来日する技能実習生の多くはN5レベルが多い)。2年目には日本語能力試験でN3以上の評価を受ける必要があるため、技能実習生として長く働くには日頃の勉強が必須です。

2. 日本語の勉強を行っている形跡はあるか。
→仕事をするうえで、1番の障害になるのが言語の壁。しかし、雇用する企業の皆さんが日本語学習の場や教育ツールを作るのは難しい…。そうした現場の課題を解決するのが、弊社で開発した教育プラットフォームedupoke(エデュポケ)!内容にもよりますが、約9か国語に対応したプログラムは、多くの企業さまに好評いただいています。
実はedupokeには、日本語学習機能だけでなく、日本の職場で必要と考えられる行動を学ぶ教材機能、外国籍従業員向け評価ツールとしての機能もあります。
…と、edupokeの宣伝になってしまいましたが、こうしたツールを使うと日本語の上達も早まるので、企業の皆さんには導入をおすすめしていますよ。
edupokeを利用していない場合は履歴が残らないため、教材やノートをチェックして形跡を確認しています。

3. 日本語検定試験の準備をしているか。
→現状、日本語試験の合格の有無で、何か罰則や制限されることはありません。ですが、特定技能になるにあたって日本語試験を一つの選考水準としてみる企業は多く、現場でコミュニケーションが取れないと厳しいのが実際です。
人材紹介の際、日本語の習熟面を危惧されている企業は多く、学力を上げるモチベーションが見える部分、指標となるのはやはり日本語能力試験となります。

企業によっては「1年目の終わりにN4に合格しましょう」など、目標設定している会社もあり、当社でもedupokeを使っていただいているので、基本的には試験を受けるよう促しています。

4. 貯金はできているか。
→言わずもがな、貯金は大事ですね。

5. 送金はいくらぐらいしているか。
→マストではないですが、大半の実習生が母国の家族への送金をしています。手数料もかかるので3か月でまとめての送金などが多いですね。現在も家族の為に働く実習生多く、手取り10-15万の相場の中で月々おおよそ6-8万ぐらいは送金に充てています。私たちがチェックするのは、しすぎている人もしくは全くしていない人の確認をしています。

6. 借金はないか。
→技能実習生の多くは既に借金を負い、入国しています。さらなる借金など厳禁!!

7. お金を貸していないか。
→少額でもお金の貸し借りは揉め事の種になるので、禁止しています。

8. 送り出しへの借金があとどのくらいあるか。
→制度上、技能実習生は来日前に送り出し機関に登録し一定期間、研修を受ける必要があります。ほとんどの技能実習生は、その手数料を借金して来日しています。残っている金額を確認するぐらいでとどめていますが、あまりにも高いと送り出し機関に不当請求がないかなど確認する必要があります。借金にストレスを感じて、失踪につながるケースもあるので、金銭面はこうしてヒアリングをしている状況です。

9. ギャンブルはしていないか
→本来、ギャンブルをする余裕はないのですが、仕事や生活のストレスから、そうしたことに走る人がいないとも限りません。

10. 在留カード、パスポートなど自分で管理しているか。
→在留カード、パスポートがなければ不法滞在となります。

11. 失踪などの話を持ち掛けられていないか。
→Case3でも取り上げた技能実習生の失踪。「リスクを冒してまで失踪なんてするの?」と思われがちですが、技能実習生の受入れ人数増加に比例して、失踪者数も増えている現状があります。2021年、出入国在留管理庁の統計によれば、技能実習生全体の約2%が失踪しており、同年、法務省公表の不法残留者数は82,868人といわれています。
こうした現状を打開すべく技能実習制度が廃止され、2027年には育成就労制度が開始される予定です。

以上『教育関係、金銭関連、その他』部門からお届けしました。最後に、全3回に分けてご紹介してきた寮巡回報告書のシートの全容をお知らせしますので、外国人労働者雇用の際に参考にしていただければと思います!







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(株)キャムテックの「海外人材マネジメントサービス(キャムテックGMSサービス)」は外国人材活用におけるあらゆる業務について相談、代行を請け負うもので「TECH」「JOB」「LIFE」「LEGAL」の4つのサービスを軸にしています。

ストーリー中のキャリアアドバイザー青山智香がおこなう、寮の巡回を含むさまざまなサポートは【LifeSupport(外国人生活支援サービス)】によるもの。
日本で生活する全ての外国人材に、各地の専任担当が必要に応じて安全な生活と細やかな気遣い・サポートを提供しています。

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