ビザの再申請で許可が下りるための極意とは?
2021.08.25
外国人が日本で就労・実習するためには必ずビザを取得しなければなりません。しかし、ビザは「申請すれば必ず通る」ものではなく、不許可になる可能性もあります。不許可になった場合、どうすればよいのでしょうか?
問い合わせは一度きりのチャンス
ビザが下りない場合、さまざまな原因が考えられます。以下に挙げてみましょう。
- 書類の不足
- 提出書類の間違い
- そもそもビザ申請の要件を充足していない
- 提出書類に矛盾がある
- 以前に提出した資料と今回提出した資料に食い違いがある
- 在留状況がはっきりと分からない
- 在留資格に見合う活動の立証が不十分
- 過去の履歴と申請されているビザの内容が一致しない
提出した資料の中で、どこに不備があったのかを自分で確認するのは困難ですが、出入国在留管理局や地方出入国在留管理官署に問い合わせて、不許可の理由や再申請の可否を教えてもらうことは可能です。しかし、当局に問い合わせるのは一度しかできません。申請者はあらかじめ疑問点や質問事項を整理しておくべきでしょう。
また、当局は提出された資料を基に審査を行い、問い合わせに対応するため、不許可の理由を聞きに行く際は、必ず提出書類のコピーを持っていきましょう。問い合わせをする前や当局に出向く前に、申請者は提出書類を見直しておくのもお忘れなく。
猶予期間で再チャレンジ可能
ビザ再申請の結果はハガキか封書で通達されますが、不許可の場合、決められた期日に当局に行かなければなりません。その期日はハガキに記載されています。ビザが下りない状況で外国人労働者が日本に滞在すると「不法滞在」になってしまいます。しかし、翌日すぐに帰国をしなければならないわけではなく、30日もしくは31日間の猶予期間が与えられます。
この期間に改めてビザを申請することは可能なので、自分で不備が見つけられたり、修正できたりする場合は再審査してみましょう。
ビザが不許可になるのには、さまざまな理由があります。そうなってしまった場合でも、慌てることなく、冷静に提出書類を見直し、当局に問い合わせることができます。再申請でビザが下りるようにするために、一度きりのチャンスを生かしましょう。
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