いまさら聞けない!
〜レジデンストラックとビジネストラック〜
2021.09.07
2020年の春、突如現れた新型コロナウイルスの感染拡大の影響で私たちの生活は一変しました。
海外出張や外国人の労働者雇用などを積極的に行ってきた企業にとって、入国制限などが大きな妨げとなっています。その緩和措置として、現在「レジデンストラック」と「ビジネストラック」という新たな運用が国内外で始まっています。
新人社員がいる人事課でも、外国人労働者の雇用を検討しています。今回は「レジデンストラック」「ビジネストラック」の意味や最新情報を収集する術をノーイング博士に尋ねてみました。
CONTENTS
1.レジデンストラックとビジネストラックってなに?
最近よく「レジデンストラック」と「ビジネストラック」という言葉を耳にするのですがどういう意味ですか?
ビジネストラックとは、渡航前に「活動計画書」を提出するなどの条件を満たせば、相手国または本邦入国後、14日間の自宅待機期間中も行動範囲を限定しつつもビジネス活動が可能になるというもの。
一方でレズデンストラックは、相手国または本邦入国後、14日間の自宅待機が義務となっている。
簡単に説明すると、ビジネストラックは行動制限が一部緩和される措置。主に短期出張者などに適用される。レジデンストラックは主に駐在員の派遣や交代、長期滞在者が主な対象となり隔離がマストとなるんだ。
(外務省HPより:https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/cp/page25_002003.html)
行動制限の一部が緩和されるビジネストラックは受け入れる企業にとっても嬉しいですね。
緩和される条件として提出しなければならない「行動計画書」とは具体的にどんなことを記載するのですか?
2.レジデンストラックとビジネストラックの長所と短所は?
短期出張者にとっては14日間の隔離は痛手だよね。でも一方で、行動は活動計画書通りに行わないといけないんだ。
つまり突然スケジュールが変わって宿泊先が変わるというのはルール上できないので、事前のスケジュールプランが大事になってくるね。
そういう意味で自宅も選択肢にあるのはありがたいよね。
一方で日本に初めて来日する外国人労働者や技能実習生は、基本的には14日間のホテル生活が余儀なくされるから、日本にきたばかりの外国人労働者たちのメンタルケアはとても大事になってくるだろうね。
自分が外国に行って、14日間外にも出られず近くに頼れる人もいないと不安だよね。ましてやその国の言語がうまく話せないとなおさらだよね。
だから受け入れる企業は、レジデンストラックで入国した外国人労働者にはこまめにコンタクトをとって心身のサポートしてあげることがとても大切だと思うよ。
3.最新情報はどこで得られるの?
とすると、最新情報の収集がとても大事になってくると思うのですが、どこでそういう情報が得られますか?
両トラックの対象国や緩和などを細かく記載しているので、HPを適宜チェックしておこう。
外務省HP:https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/cp/page25_002004.html
自分が受け入れる外国人労働者の出身国も適宜チェックしていくといいね。
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