鹿児島県で外国人労働者の増加が続き全体で1万人を超える
2024.02.13
鹿児島労働局が、2023年10月末時点での外国人雇用の届け出状況を公表しました。今回の公表結果で、鹿児島県内の外国人労働者数は1万人を超え、過去最高を更新。なお、在留資格別でも全資格で増加しており、地域別では奄美群島の名瀬職業安定所管内で300人、産業別で農業と林業が最多となりました。
外国人労働者の雇用管理の改善・再就職支援などのためにも、すべての事業主は雇い入れ時と離職時に、氏名・在留資格・在留期間などを確認し、厚生労働省へ届け出ることが届け出制度によって義務付けられています。
今回公表された届け出状況によると、外国人雇用事業所数は前年比7.1%の増加で2194社。外国人労働者数は前年比21.4%増加の1万2015人となっています。外国人労働者数の対前年比増加率に関しては、2019年10月末のコロナ禍前22.2%の水準に回復した模様です。また、産業別では、全体の40.5%を占める製造業が最多となり、対前年比増加率では36.6%の宿泊業・飲食サービス業が最も増加しています。
国籍別では、全体の42.4%を占める5092人のベトナムが最多で、次に同18.2%を占める2183人のインドネシア。同14.7%の1767人でフィリピン、同6.0%の719人で中国という順番になります。在留資格別にすると、全体の52.1%を占め6264人の技能実習が最も多く、続いて同28.6%の3431人で専門的・技術的分野の在留資格、同12.4%で1488人の身分に基づく在留資格となります。なお、対前年比増加率では、近年減少傾向にあった技能実習が20.0%の1044人増加となりました。
名瀬職安管内では、外国人労働者を雇用している事業所数は132社あり、その中の派遣・請負事業所は2社となっています。産業別では、農業・林業が93人で全体の31.0%を占め、最多となりました。これに続き、卸売業・小売業が34人となっています。
名瀬管内の外国人労働者数と雇用事業所数の推移は、2019年232人・95社、2020年257人・103社、2021年222人・105社、2022年250人・117社で、2023年の対前年比増加率は事業所数が12.8%、労働者数が20.2%となりました。前年比で2021年は労働者数が減少しましたが、それ以降は増加が続いているようです。
在留資格「特定技能」に限り、特定産業分野別で名瀬管内の外国人労働者数をみると、36人のうち農業:19人と介護:10人の分野が大半を占めています。
外国人採用に関するオンライン無料相談やってます!
- 雇用が初めてなのですが、私たちの業務で採用ができますか?
- 外国人雇用の際に通訳を用意する必要はありますか?
- 採用する際に私たちの業務だとどのビザになりますか?
- 外国人の採用で期待できる効果はなんですか?
上記に当てはまる企業様は、ぜひ一度ご相談ください。
関連記事
もっと見る新たな水際対策で一部入国時検査を免除、入国者総数の上限も緩和へ
2022.06/10
Resorzが「外国人人材に関する調査」を実施
2022.01/19
鹿児島県が「外国人雇用管理セミナー」を開催
2022.10/25
新着情報
もっと見る特定技能制度に金属製サッシ・ドア製造業が追加|人不足の課題に海外人材採用への期待
2024.10/07
Case32 習慣的にあり得ない
~ベトナムの命名事情に迫る!~
2024.10/04
こんな記事が読まれています
もっと見る-
技能実習生は税金を払う?外国人の所得税と住民税をわかりやすく解説
在留資格「技能実習」2024.09/04
-
技能実習生はどこに住む? 住まいに関するルールと住居形態
在留資格「技能実習」2022.05/26
-
講習は何時間必要? 技能実習生の研修を来日の前後に分けて解説
在留資格「技能実習」2022.06/22
初心者向け記事
もっと見る【無料DL】外国人採用を検討し始めた時に知るべき基礎が全てわかるガイドブック
2021.09/22
【外国人採用の基本】30種類以上ある「在留資格」とは?
2021.09/16
技能実習制度で重要な役割を担う「送り出し機関」とは?
2021.05/24
人気の記事
もっと見る-
在留資格「技能実習」
2024.09/04
-
在留資格「技能実習」
2022.05/26
-
在留資格「技能実習」
2022.06/22
おすすめキーワード