2023年9月5日、長崎市にて外国人材の受け入れを検討している企業を対象にセミナーが開かれました。このセミナーは、近年の働き手不足を懸念し、県内の企業を支援する目的に長崎県などが開催した模様です。

会場には約50社の企業が訪れ、パネルディスカッションの形式で意見交換を実施。実際に外国人材を受け入れている企業や、これからの受け入れを検討している企業の人事担当者などが、それぞれの事例や課題について報告しました。

この場では、昨年から技能実習生の受け入れを行っている会社の担当者から、「日本人の社員と話し合い、技能実習生の受け入れについて理解を得た」ことや、「技能実習生に仕事の技能を教える際には粘り強く取り組んだ」ということなど、実例も交えて説明。

その後、実際に働いているフィリピン人の技能実習生たちがオンラインで登場し、「仕事は難しいけど面白い。将来は溶接を上達させてずっと日本に住みたい」と伝えました。

今回のセミナーを開催した長崎県雇用労働政策課の川口晋治課長は「セミナーで出た良い事例などをふまえ、人手不足と言われるなか外国人材の活用についても検討してもらいたい」と話しました。