外国人を採用する大手企業の日本語研修は約8割が外部委託、研修の課題は?
2022.10.13

日本語研修に関する実態調査
株式会社One Terraceは、外国籍社員の日本語研修に関する実態調査を実施し、その結果を2022年10月12日に発表しました。回答したのは、従業員数1,000名以上で外国人社員を採用する大企業の人事担当者108名です。
日本語を習得する期間は3~6か月
まず、外国人社員の平均的な日本語会話レベルが高いか聞いたところ、「非常に高いと思う」が21.3%、「やや高いと思う」は49.1%でした。
外国人社員が、日本語研修開始から言葉に不自由なく活躍するまでになった期間は「3か月~6か月未満」16.7%、「6か月~1年未満」14.8%が多い回答です。
日本語研修は、「日本語学校への委託」が42.5%、「eラーニング/オンデマンド授業の受講」が42.5%、「日本語講師派遣サービスの活用」が35.6%でした。
日本語研修に対する課題を聞いたところ、「時間がかかる」49.3%、「読み書き中心で会話のレベルが向上しない」47.9%、「学習場所が限定されている」35.6%などがあげられています。
会話レベルの向上を求める傾向に
外国人社員の日本語に関する課題は、「日本語の資料作成」が45.4%、「日本人社員とのコミュニケーション」が42.6%、「資料などの内容の理解」「打ち合わせや会議内容の理解」が38.0%です。
会話に特化した日本語研修サービスがあれば利用したいと回答したのは63.9%で、会話レベルの向上を求める傾向にあることが分かりました。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
株式会社One Terraceのプレスリリースhttps://oneterrace.jp/#news
関連記事
もっと見る
鹿児島県の外国人雇用状況は緩やかな増加、雇用事業所は製造業が最多
2022.02/10

熊本県が「外国人受け入れのための異文化理解・やさしい日本語講座」を開講
2022.09/26

日本で働く外国人調査・離職の原因やモチベーションから分かる企業の課題
2021.12/20
新着情報
もっと見る
VJCプロジェクト発足:新しい技能実習制度のスタンダード確立へ
2023.09/27

福島県の介護業界で外国人労働者の受け入れが増加:現場に新たな活気と国際交流の兆し
2023.09/25

キャムテックエデュックアカデミーに潜入取材【前編】
プロフェッショナル 田熊恵理の流儀
2023.09/22
こんな記事が読まれています
もっと見る-
技能実習生は税金を払う?外国人の所得税と住民税をわかりやすく解説
在留資格「技能実習」2022.05/26
-
技能実習生はどこに住む? 住まいに関するルールと住居形態
在留資格「技能実習」2022.05/26
-
講習は何時間必要? 技能実習生の研修を来日の前後に分けて解説
在留資格「技能実習」2022.06/22
初心者向け記事
もっと見る
【無料DL】外国人採用を検討し始めた時に知るべき基礎が全てわかるガイドブック
2021.09/22

【外国人採用の基本】30種類以上ある「在留資格」とは?
2021.09/16

技能実習制度で重要な役割を担う「送り出し機関」とは?
2021.05/24
人気の記事
もっと見る-
在留資格「技能実習」
2022.05/26
-
在留資格「技能実習」
2022.05/26
-
在留資格「技能実習」
2022.06/22
おすすめキーワード