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【専門家コラム】〈コロナ禍での入国〉これまでとは異なるコロナ禍での入国の注意点

専門家コラム

2021.06.01

〈コロナ禍での入国〉
これまでとは異なるコロナ禍での入国の注意点
(株式会社JTB)

ワクチン接種が開始され、日本への入国規制緩和に伴い、 外国人労働者の来日が増加することが見込まれております。 新型コロナウイルスの影響が続く中で、海外からの入国はこれまでとは異なり様々な対応が求められ、 業務負担やリスクも増加しております。

また、今後アジアを中心に多くの外国人労働者の方がレジデンストラックによる入国を見込んでいるため、 航空券や入国後の隔離施設・交通機関の手配が難航することも想定されております。 今回は、新型コロナウイルス禍におけるイレギュラーな入国に関する注意事項と ベトナムの現状に関する情報を共有いたします。

不安事項と注意点

(1)到着後、どのくらいで空港を離れられるかわからない

感染症危険情報の発出レベルによって到着後の対応に違いがあります。 レベル3の国や地域からの入国者については、PCR検査が行われ結果判明まで 空港内スペースや検疫所から指定された施設にて待機する必要があります。 検査後空港で待機し結果を待つパターン、検査後空港で待機しその後、政府の指定宿泊施設へ 移動し結果を待つパターン、検査後自宅へ移動し結果を待つパターン、 検査後自宅へ移動し結果を待つパターンと概ね3つのパターンが見られましたが直前までわからない状況です。 尚、レベル2の国や地域からの帰国者につきましては、空港到着後のPCR検査は無く、 自宅や自身(招聘企業)が確保した宿泊施設で入国後翌日から14日間の待機が必要とされております。 入国時によって、ご出国地域によって、PCR検査結果によって、状況が異なるため、 最新の情報を収集することと、入国当日の航空会社や各関係機関との連携が重要となります。

(2)空港からの移動手段 公共交通機関が使えない

検査の結果が陰性であれば、隔離宿泊施設へ移動となりますが、その際に鉄道や路線バス等 公共交通機関を利用することが出来ません。 そのため、招聘企業様が空港に入国者を車でお迎えに行くか、 若しくは事前に入国者の対応しているハイヤーやバス等の手配を行うことが スムーズな入国に対して必要な対応でございます。

(3)隔離期間中の宿泊施設も限られる

宿泊施設側の受け入れ体制の問題から、対応施設も限られてきます。 また、対応可能な宿泊施設でも客室の清掃等いくつかの提供サービスが制限されるケースがほとんどです。 入国緩和がなされた際に、入国者対応施設の確保が難航することが想定されます。 事前に施設と連携を取り、入国スケジュールを調整することが必要となります。

(4)隔離中にお食事は取れるのか

3食提供の対応をしている施設や、周辺で利用可能なコンビニエンスストアの情報を共有して頂ける施設、 宅配サービスを行うことが可能な施設等、施設によって食事の対応は様々となっております。 また、外国人労働者の中には、食事に関して宗教的配慮が必要な方もいらっしゃるかと存じます。 隔離期間において、心身の健康に大きく関わる食事につきましても 配慮すべき重要なポイントの一つとなっております。

JTBベトナム支店からの情報

JTBベトナム支店からヒアリングをした現在の現地状況を 下記記載いたします。※2021年5月19日時点

(1)ベトナムのコロナの状況

4/27以降感染者がベトナム北部を中心に拡大しており、4/27からのベトナム累計感染者数は 1140人となります。この数値はベトナムにとっては非常に重みのあるもので、このような状況に伴い学校の オンラインによる授業の実施、映画館・フィットネスジム・路上カフェ・路上レストラン・マッサージ・カラオケは クローズとなっております。イベントも当然中止です。ハノイおよびその近郊ではゴルフ場も練習場も先週から クローズになりました。

(2)外国人労働者の出国待ち状況

今年1月から新規ビザがおりなくなり、今年から渡航を予定していた方は待機の状態となっております。

(3)コロナ禍の出国で必要な特別対応

現在、ベトナム人は基本的に出国出来ない状況です。 日本を例にすると在留資格証明(在留許可証)とビザを持っている方のみ日本へ行くことができます。 (※在留資格証明とビザの新規発行はされていない状況です。) 日本への全ての入国者は、当分の間、出国前72時間以内のPCR検査証明書を提出しなければならず、 証明書を提出できない方は、検疫法に基づき日本への上陸が認められません。出発国において搭乗前に 検査証明書を所持していない場合には、航空機への搭乗を拒否されます。 上記に加え、全ての入国者は、当分の間、入国時に検査を実施されるほか、 各種防疫事項への誓約、必要なアプリの登録・利用等が求められます。(下記記載)

  • ①OSSMAのインストール:位置情報確認アプリ
  • ②Skypeのインストールとサインアップ:ビデオ通話アプリ
  • ※所在確認を行うため、担当者からビデオ通話によりご連絡した場合に、応答頂くために必要となっております。
  • ③お持ちのスマートフォンの位置情報保存設定:GoogleMaps等の設定
    ※入国後に要請となった場合等に、位置情報の記録を保健所等に提示頂くために必要となります。
  • ④COCOAのインストール:接触確認アプリ

(4)日本行の航空券の空席状況(2021年3月~6月にかけて)

  • JAL:ハノイ発は毎日運航となっております。(深夜発、翌朝着)
  • ANA:ハノイ発は月曜と火曜を除く毎日、週5便で運航しております。(深夜発、翌朝着)

新型コロナウイルスの影響に伴い、各国の出入国は今までに経験したことない状況でございます。 想定していなかった事態、そして刻々と変化する状況の中、安心且つスムーズに外国人労働者が来日するためには、 情報収集と迅速な対応、各機関(航空会社・交通各社・宿泊施設等)との連携が何よりも大切となっております。

尚、新型コロナウイルスや各地の情勢の影響により、情報が流動的となっており、 上記内容も今後変動していく旨、ご理解頂けますと幸いです。 (※2021年5月19日時点)

依田 友奈

株式会社JTB 虎ノ門第四事業部
代表番号:03-6737-9322

株式会社JTB 虎ノ門第四事業部のホームページはこちら

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