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外国人採用のときにも意識したい「やさしい日本語」とは?

外国人の方を採用する場合は、「やさしい日本語」に言い換えて伝える配慮が必要ですよね。

はい。ぜひそうしましょう。外国人のかたが日本語を習得していても、普段私たちが使っている日本語は理解できないことがあります。「やさしい日本語」について理解して使えるようになることが大切です。

 

外国人の応募者を採用する場合、日本語でのコミュニケーションが可能かどうか、という観点から採用を判断することが一般的です。しかし、日本語を理解していると判断できた外国人を採用したにもかかわらず、理解度合いにはばらつきがありコミュニケーションがスムーズに取れていない場面も見受けられます。


その場合、外国人の労働者とコミュニケーションを取るためには「やさしい日本語」を使うことが重要となります。やさしい日本語にはどんな特徴があるのかを説明したうえで、例文も紹介します。

CONTENTS

  1. 1. やさしい日本語とは
  2. 2. 外国人採用における「やさしい日本語」の必要性、メリット
  3. 3. ビジネスでも使えるやさしい日本語の例
  4. 3-1. 簡単な単語を使い、短い文章で説明する
  5. 3-2. 伝える内容が多い場合は、複数の短文に分ける
  6. 3-3. むやみにカタカナ言葉を使わない
  7. 3-4. 敬語や謙譲語を使わず、丁寧語だけで伝える
  8. 3-5. あいまいな表現を避けて明確に伝える
  9. 4. まとめ
新任人事

やさしい日本語とは、どのような日本語なのですか?

外国人雇用
専門家

日本語の習熟度が高くない外国人にも理解しやすい日本語のことです。コミュニケーションを取るときは、相手に伝わりやすい言葉を選ぶことが大切です。

1.日本人・外国人の解雇について

やさしい日本語とは、日本語の習熟度が高くない外国人にも十分に理解できる日本語のことです。


なお、普段から私たちが使用している日本語は下記のような特徴があるため、外国人にとっては理解が難しいようです。具体的な例文を紹介します。
  • あいまいな表現 (例)いつも、どうも
  • 漢語の表現 (例)「記入」をお願いします
  • カタカナの外来語や和製英語 (例)いつも「ハイテンション」な君は「ムードメーカー」だね
  • 略語 (例)「デパ地下」においしいお弁当が売っています
  • 二重否定 (例)できないわけがない
  • ひとつの文章が長い (例)私たちのオフィスは、エレベーターに乗ったら5階で下りて、
    まっすぐ歩くと左側に入口があります。

日頃から日本語を使用している私たちにとっては、上記の表現でも十分に理解できます。しかし、日本語の習熟度が低い外国人にとっては、上記の表現は理解しにくい場合があります。外国人と日本語でコミュニケーションを取る場合は、普段使っている言葉をよりわかりやすく言い換えることがポイントです。


新任人事

外国人の採用シーンでも「やさしい日本語」を意識したほうがよいですよね。

外国人雇用
専門家

そうですね。面接官が使う日本語が外国人とってわかりやすく感じられるものであれば、働きやすい会社だという印象を与えることができるでしょう。

2.外国人採用における「やさしい日本語」の必要性

外国人を採用する際には極力「やさしい日本語」を使う必要があるでしょう。日本の企業に応募するからといって必ずしも日本語が堪能とは限りません。面接官が外国人の応募者に対して普段と同じような日本語を使っていると、正確なコミュニケーションがはかれないばかりか、就労後の労働環境やその後の日本での生活に対して困難な印象を与えることはあっても、好印象とはならないでしょう。


対して、面接官が意識して「やさしい日本語」で面接をおこなえば、外国人の応募者としては質問に簡単かつ正確に答えられるだけでなく、入社後へのイメージも格段に良くなるでしょう。





新任人事

ビジネスでも使える「やさしい日本語」の例を教えてください。

外国人雇用
専門家

たとえば、簡単な単語を使って短い文章で説明すること、長い文章は複数の文章に分けることなどがあります。ここでは、具体的な例文を紹介します。

3.ビジネスでも使えるやさしい日本語の例

外国人の応募者を採用したら、多くのシーンにおいて日本語でコミュニケーションを取ることになるでしょう。


日本で働く外国人労働者は、ある程度のレベルの日本語を身につけていることが多いですが、私たちが常用する日本語は理解が困難な場合があります。


ここでは、ビジネスでも使えるやさしい日本語の例について説明します。

3-1.簡単な単語を使い、短い文章で説明する

やさしい日本語で伝えたい場合、簡単な単語を使い、短い文章で説明すると効果的です。


(例)
一般的な日本語:書類に記入してください

やさしい日本語:この書類に書いてください


「記入」という単語は外国人にとっては難しく感じられますが、「書いてください」と伝えればわかりやすくなります。さらに「書類」という単語は難しく感じられるため、書類を指しながら「『この書類』に書いてください」と説明するとわかりやすいでしょう。

3-2.伝える内容が多い場合は、複数の短文に分ける

一文の中で伝える要素が多いと、外国人にとってはわかりにくく感じられます。わかりやすく伝えるためには、複数の短い文章に分けます。


(例)
一般的な日本語:日本ではお正月にお餅を食べたり、お屠蘇を飲んだり、外に出て凧揚げをして過ごす風習があり、それは古来より親しまれてきたもので、おばあちゃんやおじいちゃんから受け継いできました。

やさしい日本語:日本ではお正月にお餅を食べます。お屠蘇というお酒を飲みます。凧揚げという遊びもします。これは昔からの習慣です。おじいちゃんやおばあちゃんがその方法を教えてくれました。

3-3.むやみにカタカナ言葉を使わない

外国人とコミュニケーションを取る場合、元が外来語であるカタカナ語は通じるものと思われがちですが、じつはその逆なのです。実際にはイントネーションや発音、またはその意味まで日本風にカスタマイズされたものが多く、聞く側の外国人からするとカタカナ言葉のほうが難しく感じてしまうことが多いようです。
この場合、わかりやすい日本語に置き換えると正確に伝わりやすくなるでしょう。


(例)
一般的な日本語:我が社ではゼロエミッションを推進しています。

やさしい日本語:我が社ではゴミを無くす取り組みをしています。

3-4.敬語や謙譲語を使わず、丁寧語だけで伝える

外国人にとっては、通常の日本語と、敬語、謙譲語、丁寧語の区別が付かず、それらを使用することにより理解が難しくなる場合があります。


特に、敬語と謙譲語はわかりにくい表現となるため、丁寧語だけで伝えるとわかりやすくなります。丁寧語の例としては「です」「ます」があります。


(例)
敬語を含む表現:ご覧になってください

丁寧語で表現:見てください

3-5.あいまいな表現を避けて明確に伝える

日本人は、あいまいな表現を日常的に使用しますが、外国人はあいまいな表現で伝えられた場合、どのようにとらえればよいのかと困ってしまうことがあります。外国人に伝える場合は、あいまいな表現を避け、明確に伝えるようにしましょう。


(例)
あいまいな表現:この作業は夕方5時頃をめどに終わらせてください

明確な表現:この作業は夕方5時までに終わらせてください

4.まとめ

外国人の採用に際しては「やさしい日本語」を使ってコミュニケーションを取ることが大切です。なぜなら、普段私たちが使っている日本語は外国人にとってわかりにくいと感じることが多いためです。「やさしい日本語」に言い換えるポイントは、簡単な単語を使うこと、ひとつの文章を短くすること、明確な表現をすることなどがあります。


「やさしい日本語」は、普段使用している日本語とは少し異なるため、日本人である私たちが使ってみると違和感があるかもしれません。しかし、大切なことは外国人と正確に意思疎通を図ることです。「やさしい日本語」は、外国人と日本人にとって共通の言語となります。できる限り「やさしい日本語」を意識して外国人にとってわかりやすいコミュニケーションを心がけましょう。



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