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国籍を越えて、ともに働く
——違いを成長に変える。大切なのは
「尊重」「期待」「感謝」

生活関連

2025.11.12

キャムコムグループ(株式会社キャムグローバル)で外国人労働者の皆さんと共に働く日本人スタッフの日常を紐解く社員インタビュー。今回は、企業様に外国人材及び関連サービスの提案、就業中の外国人の方のサポート業務に励む、宮下伊能さんにお話を伺います。

宮下伊能さん
神奈川県 鎌倉市 出身 27歳 男性

幼少期からヨーロッパ諸国へ旅行に出かけたり、大学時代はベトナムでのインターンシップを経験したりするなど、海外との距離をどことなく“近い”と感じていた学生時代。時を経て、2021年キャムコムグループへ入社。東北は仙台で2年半、営業職を経験したのち現在まで所属するキャムグローバルへ異動し、外国人材の紹介事業や新規プロジェクトの営業リーダーとして日々奮闘中!

1.海外事業部への配属「外国人労働者」と働く私たち

━━キャムグローバルで働く宮下さんの仕事は?
主な仕事は、人手不足に悩む企業様へ外国人材の活用をご提案すること、外国人雇用にまつわる情報を提供するwebメディアの運用、国内外の協力会社との打ち合わせ等を行っています。基本的にはどなたかと一緒に仕事をすることが多く、グループ会社の営業担当者や社内の外国籍メンバーなど…入社時にはこれほど多様な人々と仕事をすることになるとは思いませんでした!これぞまさにチームワークという感じですね。

━━海外メンバーと働くにあたって不安はあった?
冒頭の自己紹介で少し触れましたが、大学三年生の時に、ベトナムへ1か月ほどインターンシップに参加しました。初めての“ひとり海外”だったので不安もありましたが、その中で一緒に働くベトナム人スタッフが真面目で優しい方ばかりだったことが、記憶に強く残っています。改めて今振り返ってみても、皆さんの仕事への取り組み方は、私自身も見習うべきことがあったように思います。

そういう背景もあり、外国籍の方と働くという点においては、不安というよりも、むしろ楽しみ!ワクワク!といったポジティブなイメージを強く持っていました。

ちなみに、現在の部署に配属される以前、仙台支店に勤務しているときにも外国籍の方と働く機会がありました。異動後にギャップを感じなかったのは、 そうした経験があったからかもしれません。その当時、ベトナムとフィリピンの方と仕事をしていましたが、ベトナム料理店を案内してくれたり、各故郷の食べ物の差し入れをくれたりと、和気あいあいと過ごしていましたね。



━━海外メンバーと働いてみて課題を感じたことは?
いろいろな気づきを得ることができていますし、これまでもたくさん助けていただているので感謝しきり…という前提はありつつも、文化・コミュニケーションの壁を感じることは時々あります。
日本人相手だと少し雑な指示でも「よしなに対応してくれるかな」と依頼してしまうことがありますが、相手が外国人だとそうはいきません。そうした点を「手間」と感じる人もいるかもしれませんが、私は「自分のコミュニケーション方法について見直す良い機会をもらっている」と捉えるようにしています。異文化の壁・違いも、全てが成長の糧となります!

━━不安や課題感をどう解消した?
たとえば、前述した依頼の仕方において気をつけていることは「曖昧な表現を使わない」「理解できたかを確認する」「そのうえで何をするのか?具体的な行動を確認する」という三段階を踏まえるようにしています。誰しも「これ、〇〇しておいてね」と指示をされるだけでは、後回しになるか、そのままうっかり忘れてしまいがちです。そうならないためには依頼する側が「何を、いつまでに、どういう状態にしておいてほしいか」さらには、そうした案件を“他でもないあなたに依頼している”ということの明示・確認は必須だと思います。

また、会議の中でも「この議題について意見がある人はいますか?」ではなく「◯◯さん、この前×××と言っていたと思うけど、どう思う?」のように個人に寄り添って質問をしてみると、見違えるほど回答が変わり、議論が白熱します。これも国籍を問わず大事なことですよね。日本人同士の会議なら、答えの出ない議論が延々と続いても問題ありませんが(笑)、彼らはそうしたことを好みません。私たち自身も結論を導くことを意識しながら、彼らが考えていることを引き出すための質疑応答が必要だと考えます。



2.外国人雇用の最前線で感じたこと

━━ところで、企業面接に同行されることもあるんですね?
はい、意外ですか?現在、外国人ドライバーを運送会社様に紹介するプロジェクトを主導しており、人材の提案段階で同行することがあります。面接は、基本的には本人のみで臨みますが、注意すべき点やお伝えしたい内容がある場合に、場を円滑に進めるべく同席することがあるといった感じです。

日本の物流企業が行う現地面接会の様子

今春、ベトナムで行われた面接会に同行した際には、参加者の父親がいらっしゃっていてとても驚きました!日本での就労を夢見る若者たちの背中には、ご家族の生活がかかっているのでしょう。参加しているベトナム人の若者たちの目の輝き(=日本での就業意欲の高さの現れ)に気押されると同時に、自身の職責の重さを痛感しました。無事に内定をもらった彼らの活躍を見守っていきたいですね。

*私が主導するプロジェクトの詳細は、こちらの記事(前後編)をご一読ください!

人手不足を外国人ドライバーが救う!
【運送業の皆さま必見】外国人ドライバー採用の注意点、必要な就労ビザは?(前編)


人手不足を外国人ドライバーが救う!
【運送業の皆さま必見】外国人ドライバーの育成、採用の流れとは?(後編)


━━日本で働きたい外国人ってどんな人たち?
やはり一番は「稼ぎたい」という意欲を強く持っている人たちです。多くの皆さんが稼いだお金を母国に仕送りしますが、中には「給与の8割を仕送りに当てる」と面接時に話す方もいます(さすがに、自分の生活費がなくなってしまうので「それはやめてね」とお伝えしますが…!!)。総じて、ご両親のため、奥様やお子様のためにという家族思いな方が多い印象です。

また同時に“日本が好き”な人もたくさんいます。“稼ぐ”という点だけ見れば、もっと魅力的な国があるはずですが、それでも日本を選んで来てくれる方々は、文化、治安、日本人に対して良いイメージを持ってくれています。実際に話を聞いてみても「アニメ(ワンピースやナルト、ドラゴンボールなど)が好き!」「寿司、ラーメン、天ぷら…が食べたい!」とか「東京の街並みを歩いてみたい!」とおっしゃる方も少なくありませんよ。

━━外国人雇用の最前線で感じたこと
我々がご紹介する皆さんは「日本で働いて稼ぐぞ!」という意欲と熱意の強い方ばかりなので、労働力として非常に頼もしい存在で且つ、長期的な雇用の観点からもポテンシャルを秘めています。しかしながら、そうした方々を「外国人だから安く雇用できる」「言葉が通じないならしょうがない(=コミュニケーションを図らない)」など、単純な労働力としか捉えず雇用すると、定着してくれないケースがあるのも事実です。

ただ、これって「外国人だから特別にそうしなければ…」といったことではないですよね?国籍を問わず一人ひとりを大切に育てる意識、違いを理解する気持ちが大切ではないかと思います。



3.日本と「外国人労働者」の未来は?

━━率直に私たちはどう「外国人労働者」と向き合っていくべきだと思う?
昨今、一部のマナーの悪い外国人によって、“外国人全体を悪”とする風潮があるように感じます。本来は国益に寄与してくれる方々がほとんどなはずなので、そうした摩擦を見聞きすると悲しい気持ちになります。

しかしながら、現在の日本は東南アジアのワーカーから“選ばれる国”の序列を下げており、オーストラリアや台湾、マレーシアなどの方が人気という情報もあります。その中で今後も我が国が外国人労働者から選ばれる国であり続けるには、固定観念に囚われず個々人と正面から向き合い、その人の考えや価値観、宗教観などに対する理解と最大限のリスペクトを持つことが大事になってくるのではないでしょうか。

━━外国人労働者と一緒に働こうとする人たちへのアドバイスは?
「自分が逆の立場だったらどうか」と考えることが重要かもしれません。たとえば

どう接してほしいか =不安を取り除く
どう指示を出してほしいか =着実な業務の遂行
どんな言葉かけがあると頑張れるか =明日への活力

こうした観点で接することをおすすめします。

少子高齢化が進む日本において、外国人労働者は強い味方です!

外国人雇用の最前線に身を置く者として、一生懸命働いてくれる彼らのポテンシャルや心意気に、期待と感謝の気持ちを持っていただけるよう願っています。

最後に…
外国人材の活用は、ぜひキャムコムグループに安心してお任せください。素晴らしい人材のご紹介、生活面から仕事面までのサポートなど、外国人雇用で困りがちなさまざまな事案に誠心誠意対応します。

宮下さん、ありがとうございました。ぜひ、今後も外国人雇用の最前線でのご活躍を期待しています。

キャムコムグループ(株式会社キャムグローバル)では外国人材が活躍するための未来を創造し、企業と人材の成長を支える基盤を提供すべく、仲間を募集中です!興味がある方はぜひ事業内容や採用情報をご覧ください。

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