キャリアアドバイザー伊能ゆりなの見聞録Case30
ベトナム人は手先が器用ってホント？！

私、伊能ゆりなは、日本で働きたいと願うひとりでも多くの海外の方に、負担のないクリーンな就職環境を提供できるよう日々、さまざまな業務にあたっている。

日頃は外国人材を雇用する企業や雇用される外国人の皆さんをサポートするキャリアアドバイザーとして、メンバーとともに全国各地で起こる珍事を紐解き、解決しているのだが（これまでの「青山智香の解明」はこちら）、現在、弊社ではベトナム、インドネシアなど外国人材市場の開拓にも力を入れており、海外での業務も増えてきた。 今回は、ベトナム出張に際して、見聞き、体験した記録を紹介していきたいと思う。

ベトナムでジェルネイルをしてもらう

この出張中、私たち女性陣はネイルチェンジを予定していた（もちろん勤務時間外の話）。なぜかというと、私が学生時代に留学していたオーストラリアでもネイルサロンで働いていたスタッフのほとんどがベトナム人で、友人のベトナム人もネイルサロンでアルバイトをしており、可愛いネイルをしている印象があったからだ。

ちなみにベトナムのネイル事情は、施術時間60分未満、価格はオフ代込みで日本円にして3000円ほどと破格（ちなみに日本の場合、施術時間は1時間半～2時間。価格はオフ代込みでデザインにもよるが5000円～15000円）。
しかも出張ネイルの文化があり、コースによってはホテルなどにネイリストさんが出張してきてくれるサービスを利用できる。
今回私はマッサージ店にて出張ネイリストさんにお世話になることにした。

施術を受けてみての感想と仕上がりは以下。

ベトナムの伝統工芸品にも手先の器用さが現れている

さて、ベトナムの伝統工芸として有名なのは刺しゅうだろう。ポーチやバッグ、サンダルなどあらゆる服飾雑貨に刺しゅうが施され、これらは日常生活の中でも土産物としても人気が高い。質の良い刺しゅう商品はすべて手先の器用な女性が作っているらしい。



また、陶磁器も一昔前には諸外国との交易品として重宝されていたらしく、日本のようにさまざまなデザインがある。中でもベトナム北部のバッチャン村で作られるバッチャン焼き、南部のソンべ（ソンチャン）焼きはホーチミン近郊のビンズォン省で作られており、日本同様に若手への技術継承が行われている。中国の歴史を大きく受けたバッチャン焼きと、フランス統治時代の影響も取り入れられたソンベ焼きでは雰囲気が異なり、どちらも焼き物好きにはたまらない魅力的な工芸品だ。


↑こちらのショップでは、オンラインで商品の購入が可能。読み物としても楽しいサイトなので興味のある方はぜひ、ご一読ください。

ベトナムとそれ以外の国籍を採用されている飲食料品製造業の企業様からも「お弁当の盛り付けなどの細かい作業は、ベトナム人の技能実習生、特定技能外国人の方のほうが他の国籍の方々と比較して手先が器用で作業に向いている」と評価の声をいただくことが多い。

ベトナム人女性は、気性が荒いとか、かかあ天下とか、良い言い方をされないことがある。ただ、物は捉えようで、気性が荒いのではなく、はっきりと意見を申し述べる性格と、主体的かつ能動的に家（家族）を守る愛情深い一面を持つとも言え、女性の社会進出率の高さにもつながっているのではないかと思う。
ベトナム人女性を雇用する際は、性格や価値観を理解し、適材適所で業務を采配いただければと思う。


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