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いまさら聞けない!
〜外国人にマイナンバーはある?ない?〜

生活関連

2021.12.06

新生活が始まる4月。多くの企業では新人研修や入社手続きで忙しい時期だと思います。新しく入社した人から提出してもらう書類のなかに「マイナンバー」もありますよね。

そこで今回は、ある会社で外国人の採用を検討している人事部の新人社員が、外国人はマイナンバーがもらえるのか、またこれから外国人を雇おうと考えている企業側が気をつけておくべきポイントは何なのか海外事情に精通しているノーイング博士に相談してみました。

CONTENTS

  1. 1.そもそもマイナンバーってなに?
  2. 2.外国人が持つマイナンバーは日本人と同じなの?
  3. 3.外国人を雇う企業側が気をつけるべき点は?
  4. 4.マイナンバーについての相談窓口や知っておくべき情報は?

1.そもそもマイナンバーってなに?

新人
ノーイング博士、今年4月に人事部に配属されました。
周りの社員に今更恥ずかしくて聞けないのでこっそり教えてください。
そもそもマイナンバーって何ですか?
博士
大事なポイントだから一緒にチェックしていこう。
マイナンバーとは、国民一人ひとりに付与される12桁の個人番号のことさ。原則、そのナンバーをその個人が一生使うことになるんだ。
その番号を記載しているマイナンバーカードは、運転免許証や健康保険証のように本人確認書類として利用できるだけでなく、様々な行政サービスを受けることができるICカードなのさ。
新人
なるほど。じゃあマイナンバーは日本で生まれたら自動的に与えられるのですか?
博士
グッドクエッション(いい質問)だね。実は日本国籍かどうかは関係ないんだ。
重要なのは「日本に住民票を有する人」というのが条件なのさ。つまり、海外に住む日本人で日本国内に住民票がない人には付番されないのさ。
新人
ということは、日本に住む外国人で日本に住民票がある人はマイナンバーがもらえるということですか?
博士
イエス!その通り。
日本国内に3カ月以上滞在する外国人は「中長期在留者」といって、市区町村に住所が置かれて個人番号が割り当てられるんだ。
観光目的など「短期滞在」の在留資格で来日する外国人にはマイナンバーは付与されないのさ。

2.外国人が持つマイナンバーは日本人と同じなの?

新人
マイナンバーの申請手続きで日本人と外国人で違うことはありますか?
博士
外国人と日本人で申請方法に違いはないね。ただし中長期在留者として日本に入国した者には「在留カード」が交付される。
外国人は、日本に住み始めて2週間以内にその在留カードを持って居住地がある市区町村の役所で「転入届」を出す必要があるんだ。
その後のプロセスは日本人と同じで、転入届を出して住民票が作成されると個人番号が記載されたマイナンバーカードが申請できる個人番号通知書*が2〜3週間程度で自宅に郵送されてくる仕組みだよ。

*「個人番号通知書」は2020年5月25日から「通知カード」に代わって導入された書類。

3.外国人を雇う企業側が気をつけるべき点は?

新人
私の会社でも外国人を雇おうと検討しているのですが、企業側が注意しておくべきことはありますか?
博士
大事なポイントだね。
法律上、マイナンバーが発行されていない外国人を雇用することは禁止されているんだ。外国人労働者を雇用する際、在留カードの実物確認が義務づけられているんだが、採用担当者は在留カードを確認する際、「就労が可能か」「有効期間が切れていないか」を必ず見ることが大切になってくる。
つまり在留カードを持っている人は、日本国内に住民票があるから、必ずマイナンバーも付与されているはず。
だから「マイナンバーを持っていない=在留カードを持っていない」という可能性が高いから、気をつけよう。
また、マイナンバーが発行されていても、法律上雇用が禁止されている在留資格の外国人もいるから注意が必要だよ。
ただし在留資格の外国人でも、一定の条件下(アルバイトなど)で雇用できるが、管轄の入国管理局で資格外活動許可をもらうことが必要だから、その点も忘れずにチェックしておこう。
新人
なるほど、雇う側は色々と注意が必要なのですね。
最後にもう一つ教えてほしいのですが、万が一、雇用した外国人が「自分のマイナンバーが分からない」「個人番号通知書/通知カードを失くしてしまった」と言ってきた場合、どう対処したらいいですか?
博士
そういうケースにはなってほしくないけれど、万が一を想定しておくことは大事だね。
オーケー!では順立てて説明しよう。
まず、本人のマイナンバーを確認するには、
  • マイナンバーカードを取得する
  • マイナンバーが記載された住民票の写しを取得する
  • 住民票記載事項証明書を取得する

のいずれかの手続きを踏む必要があって、確認までに少し時間がかかるから、急ぎの場合は注意が必要だよ。

次に、個人番号通知書や通知カードを紛失した場合についてチェックだ。
自宅で紛失した時には、区役所の区民課で紛失届を出してもらおう。
これは企業側にぜひ覚えていてもらいたいポイントだけど、「通知カード」は2020年5月25日以降「個人番号通知書」に代わり、新規発行や再交付を行わなくなったんだ。
今持っている通知カードでもマイナンバーカードの申請は引き続きできるんだが、通知カードに記載されている住所や氏名に変更があった場合、そのカードはマイナンバーを証明する書類としては使えなくなるのさ。
また交付された通知カードを紛失してしまい自分のマイナンバーを証明するには、マイナンバーカードやマイナンバーが記載された住民票の交付が必要となるから市区町村への届出が必要となるよ。

あとプラスして、自宅以外で紛失した場合は、市区町村への届出が必要となるが、まずは最寄りの警察署に「遺留物届」の届け出を出すことが大事だよ。

4.マイナンバーについての相談窓口や知っておくべき情報は?

新人
マイナンバー制度やカード申請で外国人が困っていた場合、どこを紹介したらいいですか?
博士
マイナンバー制度については、日本人でも理解するのに大変なのに外国人だとなおさらだね。
内閣府のホームページではマイナンバー制度についてアラビア語やカンボジア語など26言語で説明しているよ。

【内閣府のHP】
https://www.cao.go.jp/bangouseido/foreigners/index.html

新人
26言語も対応しているのはありがたいですね。
博士
また5言語(英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語)で対応する電話相談窓口も開設しているから、困っている外国人にはここをPRしてみてはどうかな。

<マイナンバー総合フリーダイヤル>(通話料無料)
電話番号 0120-0178-27
平日9時半〜20時
土日祝日9時半〜17時半
*紛失や盗難に関しては上記で24時間365日受け付けている。

新人
わかりました、さっそく確認してみます。
博士、ありがとうございました!
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