合理的にあり得ない
～キャリアアドバイザー青山智香の解明～

ワタシ、青山智香は外国人材を雇用する企業や雇用される側の外国人が抱える課題を解決・サポートする業務に携わっている、いわゆるキャリアアドバイザー。
実はこれまでも珍事の解明に取り組み、全国を走り回っている（過去の事件はこちらからどうぞ）。

ひとえに
「外国人雇用の現場は予想だにせぬ出来事の連続である」
今日はそうした珍事をつまびらかにしながら、私たちの仕事を紹介していきたいと思う。

お家探しの苦悩！

技能実習・特定技能外国人を受け入れる企業は、社宅の準備が必要ってご存知ですか？

「社宅探しね、うちのスタッフも社宅暮らしはけっこういるから…」

なんて、軽い気持ちで考えていると、これがけっこう大変なのです。外国人観光客のマナーの悪さが取り沙汰される昨今、外国人NGの大家さんは体感的に増えているように思います。

理由は大きく3つ。

①トラブルが起きそう、もしくは以前トラブルになったことがあるのでNG
詳細は以下のようなもの
・ゴミの分別ができない
・油をそのまま捨てて排水溝を詰まらせる可能性がある
（水漏れの原因、業者を入れた対応が必要になる）
・独特のにおい、特に食事のにおいが室内に染み付いてしまう
・虫に対して抵抗がないため、ゴキブリが発生しても放置されてしまう
（その他、害虫も同じく対策の意識が低い）
→他の部屋、次の借り手への影響が出かねないので、これが最もNGを出される理由として多いものになります。

②他人同士の入居はNG
・同じ国籍、共同生活経験者といっても、他人同士の入居は心配
→社員寮なので致し方ないが「家族なら良いけれど…」と、育ってきた環境の違いからくるトラブルなどの不安で断られるケースも多々あります。

③日本の電話番号を持っていないのでNG
・SIMカードを持っておらず、いざというとき連絡ができない
→特に、技能実習生・特定技能外国人の皆さんは、仕送り・節約のため高額な携帯料金を払えません。スマホは持っていても、インターネットを介するツールを使う際はwi-fiを利用しているので、電話番号を持たないのが一般的。たしかに、いざというときには電話で連絡を取りたいので、ないと厳しいようです。

そのため、受け入れ企業の皆さまは、通常業務にプラスして「外国人の入居OKな家探し」が必要になります（以前、聞いたところによると、地場の不動産にテレアポしまくり・片っ端から物件紹介依頼・数分毎にSUUMOをチェック…するそうです）。



大変だ…！！！！！

キャムテックライフサポートがおすすめです！

弊社では、技能実習生・特定技能外国人のライフサポートサービスの一貫として、住まい探しをはじめ、引越時に必要な大型家具家電の備品の手配、契約代行などのサービスも行います。

さらに入居時には、実習生に対してごみや油の捨て方などの生活ルールを徹底指導、月に1回は面談を含む巡回を行います。詳細はこちらから。



日本では、各家庭だけでなく義務教育の過程で掃除や持ち物の整理整頓を教え込まれてきていますが、外国人の皆さんはそうはいきません。また、環境の変化から体調を崩したり、母国で経験することのない傷病を患ったりすることもあります。

私たちキャリアアドバイザーが各地に出向き、これまで培ってきたノウハウを生かしてさまざまなケアをおこなうことで、安心した雇用を実現します！

今日はトラブル（珍事）ではなく、私たちの仕事内容を簡単にご紹介してみました。次回よりまた、珍事の解決をお楽しみいただければと思います。


終