外国人に伝わる日本語が就労定着の鍵・採用側が学ぶべきコミュニケーションとは
2021.12.25
外国人材向けの日本語とは
東京中央日本語学院は、外国人材の定着に悩みを抱える企業の人事部や管理部を対象に、外国人に伝わる日本語という視点で社内コミュニケーションに関するセミナーを開催し、その内容について2021年12月24日に報告しています。
採用する側も日本語を学ぶ必要がある
外国人材を積極的に採用する企業が増えているものの、人材の定着が課題となっており、その要因としてコミュニケーションの難しさがあげられています。
同学院はセミナーで、採用基準とされることの多い日本語能力試験(JLPT)について取り上げ、業務で使う日本語の難しさを指摘しながら、最高位のN1取得者であってもコミュニケーションが取れるかを確認する必要があると説明しています。
それには外国人材だけでなく、指導すぐ側も外国人に伝わる日本語を学ぶ必要があります。
具体的には「検討する」などの音読みの言葉を「考える」などの訓読みの言葉のほうが伝わりやすいこと、カタカナ語が分かりにくいため避けることなどを解説しています。
コミュニケーションと人材定着率の相関性
株式会社パーソル総合研究所の調査によると、外国人材雇用の課題として「言語・コミュニケーションに課題がある」との回答は39.6%あります。
一方で内閣府の調査では、コミュニケーションが容易と認識している企業の高度外国人材、新卒留学生は定着率が高い傾向にあることを示しました。
同社は30年以上にわたる外国人材の日本語学習支援を行うほか、企業向けに外国人材の定着に向けた指導も展開しています。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
東京中央日本語学院のプレスリリース(PRTIMES)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000089067.html
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