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「祖母への想いを胸に日本へ」
━もしまた会えるなら、大好きな祖母に成長した姿を見せたい!

生活関連

2025.03.19

キャムコムグループ(株式会社キャムグローバル)のナショナルメンバーの素顔に迫る社員インタビュー。今回は、技人国・特定技能案件のマッチング業務に励む、ベトナム出身のヴーさんにお話を伺います。



グェン ドック ヴーさん
ベトナム出身 30歳 男性

まだ、今ほど外国人労働者の就労が当たり前でなかった当時、19歳で初来日。バイトを掛け持ちしながら勉学に励み、日本の大学を卒業した後、キャムコムグループへ入社する。母国に対する貢献と祖母への想いを胸に日々、悩みや不安を抱える求職者のサポート業務に邁進する彼が考える、はたらく意味とは?

目次
  1. 1.日本で生きることを選んだ私
  2. 2.キャムコムグループへ入社、現在の仕事は?
  3. 3.日本での生活は悲喜こもごも!?
  4. 4.「外国人労働者」としての考え

1.日本で生きることを選んだ私

━━子どもの頃の夢は?
子どもの頃は、漠然と宇宙飛行士になりたいと思っていました。ただ、宇宙に興味があったとかではないので、物心がつくにしたがって、普通に社会に出てビジネスマンとして働くことを選択しましたね。

海外に目が向くきっかけとなった出来事は、祖父がアメリカで暮らしていて帰国する度にチョコレートや洋服などのお土産を買ってきてれて「海外はオシャレだし、教育もビジネスも発展してるんだろうな」と感じていたことでしょうか。日本には、幼少期にテレビで見ていたドラえもん、ピカチュウなどのアニメの影響で親しみがありましたし、真面目な国民性と技術が発展した国という印象がありました。

ちなみに私の家はお米農家なのですが、ベトナムの農家は普通に暮らすことはできても裕福ではありません。なので、後を継ぎたいといった気持ちはなく育ちました。4人姉弟のうち、私以外はベトナムの企業で働いていますし、妹にいたっては「故郷を離れるなんて考えられない」と言っています。感性の全く異なる姉弟の中で私は、競争の激しいベトナム企業に就職するより海外に出ようと思い、日本での就労を選びました。



━━前職の仕事内容は?
日本に来る前に半年ほど日本語学校で日本語を学び、来日後は日本語学校に通いなが朝刊夕刊の新聞配達の仕事をしていました。その後、東京富士大学に進学して経済学を学びました。その時は、すきやとコンビニの仕事を掛け持ちでやっていました。

2.キャムコムグループへ入社、現在の仕事は?

━━なぜ、キャムコムグループで働こうと思った?
卒業後の進路を考えていたとき、Facebookで弊社の求人を見つけました。その頃、弊社は外国人材の雇用に踏み出したばかりで今のように外国籍のメンバーはおらず、正直、不安でいっぱいでした。エントリーはしたものの、他社で採用も決まっていたし断ろうかなという思いでいたところ、現キャムグローバル代表の三石さんに熱心に声を掛けていただき、いざ面接に行ってみるととても熱心かつ丁寧に対応くださって「口コミなんかじゃなく、やっぱり自分の目や耳で確認するものだ!」と思い、入社を決めました。

━━実際、キャムコムグループで働いてみてどう?
弊社は、多国籍のメンバーが所属しており、文化や価値観がそれぞれに違っていて面白いですね。また、優しい先輩、同僚に恵まれ、仕事もやりがいがあり長く働きたいなと思っています。仕事は、Mintoku Work関連の仕事で、技人国ビザのマッチング業務にあたっています。
仕事を通じて色々な候補者の方と話ができ、社会をさまざまな角度や価値観から見られるのは興味深く、楽しいですね。



━━仕事中の楽しみなどありますか?
メンバーとランチに行ったときには、写真を撮ってInstagramに投稿しています。仕事も楽しいですがランチタイムにみんなと色々な話をしながらご飯を食べる時間は、1日の中で最も楽しいひと時です!



3.日本での生活は悲喜こもごも!?

━━休日にはどんなことをしてるの?
休日は教会に行きますね。片道30分ほど電車に揺られ通っていますが、子どもの頃からの習慣ですのでこれが大変だとかいう感覚はありません。それ以上に、私たちはちっぽけな存在で神に許され生きていられるので、1週間無事に過ごせたことに感謝したり、過ちに関しては許しを得たりするこの毎週末の1時間は貴重な時間です。特に今は家族と離れて過ごしているので、家族の安寧もお祈りしています。



━━日本/日本人/日本文化(しきたり、風習)で楽しい、いいなと感じるところはありますか?
日本は他者への配慮を重んじる国ですよね。やっぱり国が豊かなのだと思います。ベトナムはまだまだ途上国ですので”人に譲る”ということをしていては、自分が生きていけません。
ただ、日本在住歴が長くなってきて感じることは、日本が豊かな国だから譲り合いができるのではなく、そもそも譲り合いの精神を持ち合わせた民族なのではないかということです。日本(の家庭、学校教育)はどんな時でも「相手(周囲)に迷惑をかけないこと」が根底にあると思います。日本に来た当初、車同士が道を譲り合うのを見て驚きました!そうした社会全体のチームワーク文化は素晴らしいと思いますし、たぶん、それはビジネスにも通じていて、日本で仕事をしていると仕事に対する責任感の強さとチームの結束力を実感します。

そうして脈々と受け継がれてきたことがこれからも続いていくことを願っていますし、私もそうできる一員でありたいと思っています。



━━日本/日本人/日本文化(しきたり、風習)で難しい、苦手だなと感じるところはありますか?
生活面ではちょっと冷たい感じがしますね。「人に迷惑をかけてはいけない」と思っているのか、お互いに干渉しないようにしているし、世話を焼く人(おせっかいな人)がいない印象です。
それから、花粉症に悩まされています。来日1年目は何ともなかったのですが、2年目から急に鼻水が止まらなくなり、レーザー治療も効果なく…。春先は出かけるのも億劫になるほどつらいです(泣)!!!!

4.「外国人労働者」としての考え

━━将来の夢を教えてください
ヒミツです。言ってしまうと叶わない気がするから…。でも、誰かの役に立つことをして生きていきたいと思っています。

━━これから日本で働こうとする人たちへのアドバイスは?
幼少期は仕事で忙しい両親に代わって祖父母に育てられたのですが、祖母は1番私を可愛がってくれました。姉弟喧嘩をしていても、いつも私を守ってくれた祖母。こっそり私にだけお小遣いをくれたこともありました。
そんな祖母が去年病気にかかり、余命宣告を受けました。先日テト休暇で帰国して会えたあの時間が、祖母との最期になるのではと思っています。大好きな祖母に会いたい気持ち、最期を見届けたい気持ち…。でも、仕事がある以上それは叶いません。



だから、皆さんも大事な人との時間を大切にしてほしいと思います。それは近くに居る(住んでいる)とか居ないとかではなく、どんな人ともいつどんな別れが待っているかわからないからです。母国を離れて仕事をする私たちは尚更なのかもしれませんが、どんなことがあっても笑顔で「いってらっしゃい」と「いってきます」を交わしてほしいと思います。

それから、私は元々勉強が得意だったタイプではありません。小学校時代の担任に「やればできるよ」と言われたことがきっかけで、勉強に目覚め、以降優秀な成績を収められるようになりました。どんな怠け者でも自分を信じて真面目にコツコツ努力すれば、必ずや成果を出すことができます!元来の素質など関係ありません。皆さんも、物事をポジティブに捉え、ぜひ自分自身の道(夢)を切り拓いていってください!



ヴ―さん、ありがとうございました。今後益々のグローバルな活躍を期待しています。また、将来の夢をぜひ叶えてくださいね!

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