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日本だけじゃない!「おもてなし」の心はインドネシアにも
キャリアアドバイザー伊能ゆりなの事件簿Vol.24

生活関連

2025.03.28

これから外国人材の雇用を予定している人もそうでない人も!!

異なる人種、文化、価値観に触れる時
― 外国人って、どんな人たちなんだろう
― どんなことに気をつけたらいいんだろう
― 日本人や日本の文化をどう思ってるんだろう
などなど、不安や疑問に思うこと、ありますよね。

この記事は、実際に起きた珍事を元に、外国人雇用の現場に携わる人々の戸惑いを描き

「外国人材の皆さんと、どんなふうにコミュニケートしたらよいの?」

のヒントが隠れる、異文化理解の橋渡しを目的としたノンフィクションストーリーです。

キャリアアドバイザー伊能ゆりなの事件ファイルVol.24
日本だけじゃない!「おもてなし」の心はインドネシアにも

ワタシ、伊能ゆりなは外国人材を雇用する企業や雇用される側の外国人が抱える課題を解決、サポートする業務に携わる、いわゆるキャリアアドバイザー。日本で働きたいと願うひとりでも多くの海外の方に、負担のないクリーンな就職環境を提供できるよう日々、さまざまな業務にあたっている。
実はこれまでもメンバーとともに珍事の解明に取り組み、全国を走り回っている(これまでの珍事はこちらからどうぞ)。

ひとえに
「外国人雇用の現場は予想だにせぬ出来事の連続である」
今日はそうした珍事をつまびらかにしながら私たちの仕事を紹介していきたいと思う。

インドネシア人の「おもてなし」

今日は、このところの数話でささくれ立った心を癒す(笑)ほっこりエピソードをお話ししたい。
「おもてなし」と聞くと私たちは、日本人特有の気遣いの文化と思いがちだ。ただ、昼夜問わず多数且つさまざまな国籍の技能実習生、特定技能外国人の皆さんの対応をしていると、インドネシアの人々に日本人に近い気遣いの文化を感じることがある。

今回は3名のインドネシア人の「おもてなし」をご紹介していく。


インドネシア技能実習生のレジャさん

レジャさんが家庭の事情で途中帰国しなければならなくなった時のこと。
私は退職届の署名をもらうため、レジャさんの寮に立ち寄った。部屋に入ると、テーブルには各種お菓子とビールが並べられている。「誰かこの後に来客?」と聞くと「わざわざ来てくれるので、ゆりな先生のために準備しました」との返事…。

カタコトの日本語で「ゆりな先生、飲む?」とジェスチャー付きでビールを勧められたのには、気遣いに対する感謝より、なんだか小慣れた感があってちょっと笑ってしまった。気持ちはありがたくいただきつつ、仕事中であること、車の運転がありお酒は飲めないため、丁寧にお断りした。

インドネシア特定技能外国人のアリフさん

35度を超える猛暑のある日。新しい在留カードとパスポートを渡すためアリフさんの寮に訪問した。
その日は、彼女と同じ職場に就業予定のファミーさんの雇用契約書のサインをもらう予定もあり、早々に退散しようとすると「もうすぐファミーさんが家に遊びに来るから、ゆりな先生、ここで待っててください!外は暑いから」と、私をリビングに通して椅子に座らせた。そして冷蔵庫から冷えた桃のジュースを持ってきてグラスに注いでくれた
水分補給はこまめにしていたつもりだが、あまりの暑さに喉が渇いていたのでキューっと一気に飲み干すと「あら、先生!喉渇いていましたね?もっと飲んでください。どうぞどうぞ」と、グラスにたっぷり2杯目を注いでくれた
ちょっと立ち寄っただけな上に、涼しい部屋で待たせてもらい、ジュースまでご馳走になってしまった。

申し訳なくなった私が、ファミーさんが来るまで様子を伺いながら2杯目のジュースを飲み干したのは言うまでもない。


インドネシア特定技能外国人のインダさん

企業様での最終面接があり、最寄り駅までインダさんを迎えに行った日のこと。
明るい笑顔で「ゆりな先生、ありがとうございます!!!」と駆け寄ってきたインダさん。そうした感謝の言葉も特にない外国人の皆さんに慣れ切っている私は、それだけでも丁寧でしっかりした子だとほっこりした。

その後、面接を終え再び駅に向かい無事に送り届けると「先生、今日は本当にありがとうございました」とバッグからお菓子とジュースを取り出し、私に差し出した。「送迎も業務の内であり、そうした物は要らないのよ?」と言うと「いえいえ、いいんです。ありがとうございました!」とそれらを押し付け、照れくさそうに車を降りて行った。
なんて気遣いができる素敵な子…!

後に企業様から内定をいただき、彼女はまじめに働いてくれている。



家に誰かを迎え入れる時や何かお世話をしてもらった時には、もてなすこと、差し入れをする文化がインドネシアにもあるのだろう。日本やインドネシアに限らず、こうした文化は育った家庭や人によって違うので一概には言えないが、私の肌感覚によれば日本人と感覚が近いところがあるので、インドネシア人の方々は企業様も雇用しやすい国籍だと思われる。





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