インドネシア人留学生の仕事ぶりに迫る! 「エンリ&アプリリアの1日@広告事業部」
2025.10.29
ある日、我が社にインドネシア人留学生がやってきた。
名前はエンリ(男性)とアプリリア(女性)。まだ大学生とのことで初々しさを感じるが、私を見るなり駆け寄ってきてしっかりと挨拶をしてくれた。

エンリ&アプリリア:編集長、お疲れ様です!私たちは、週に何日か、こちらの広告事業部のお仕事を手伝います。海外人材タイムスでもお世話になります。どうぞ、よろしくお願いします。
編集長(私):お疲れ様です。わざわざご挨拶、ありがとうございます。
それにしても2人ともとても日本語が上手ですね。
エンリ:とんでもありません。
アプリリア:いえ、まだまだです…。
編集長(私):な、な、、、なんと!
アプリリア ヌルマウリさん(左)とエンリ ファウザン ハビビエさん(右)
2人はまるで日本人かのようにうやうやしく“謙遜”してみせた。にっこり笑うエンリさんと、気恥ずかしそうにうつむくアプリリアさん……。これは控えめに言って
「好感度、高っ!!」
その後、軽く会話を楽しむと2人は広告事業部へ戻って行った。
私はインドネシアの国柄について調べてみることにした。
「年上や目上の人への敬意」が重視され、礼儀正しい言葉遣いや態度が日常の中で自然に求められる。また、集団の調和を大切にし、協調性を重んじる姿勢も共通している。日本で言うところの「和をもって貴しとなす」という考えは、インドネシア的に言うと「ゴトン・ロヨン(助け合いの精神)」と表現する
とのこと。さらに
生活習慣の面では、家に入る際に靴を脱ぐ習慣や、主食として白米を食べる文化が共通しており、信仰の形は異なるものの「目に見えない存在」や「自然・神仏への敬意」を持つ精神性にも似た部分がある
ようだ。
なるほど。私たちは国は違えど“他者を思いやる心“や“調和を大切にする姿勢”など、同質の価値観を持っているらしい。これから、外国人雇用を検討する企業にとって言葉の壁だけでなく、内面的なもの(感覚、素質、精神性…)をもクリアする人材であることは間違いない。
今回は、広告事業部で働く2人の1日の仕事ぶりを追いかけてみようと思う。
SNS広告動画を作る
昨今、世界中でSNSを使った広告が流行っている。意外かもしれないが、海外の求人広告は日本のそれとはちょっと違っている。
これらから母国インドネシアの若者たちに向けて動画を作成するようだ。

トーク内容に目を通すエンリさんとカメラのアングルを調整するアプリリアさん。
担当の日本人社員が指示を出したりフォローをしたりといったことはなく、基本的に2人で全ての撮影が進められていく。
いざ、撮影スタート!

「この企業は弁当の製造をしています。主な仕事は、弁当のパック詰めです。給料は……」
日本の求人媒体だと、テキストで書き記されている内容を身振り手振り付きで表情豊かに読み上げていく。なんだか楽しそう。そして、興味深い。

「……なところがこちらの企業の魅力なので、興味のある方はメッセージお待ちしてます!」
無事に撮影を終えるとその動画を加工し、キャッチコピーを考え、サムネイルを作成する。一連の作業全てが2人の仕事らしい。こうして出来た動画がこちら。
その他さまざまな取り組みの効果も相まって、インプレッションは以前の倍となったそうだ。広告事業の担当者、五十嵐さんは2人をこう評する。

五十嵐さん:エンリさんもアプリリアさんも、向上心が高く、率直かつ建設的なフィードバックをしてくれるので、日本で働きたいインドネシア人向けのSNSや広告の見せ方が大きく改善しましたね。
また、それぞれの得意分野を生かしてチーム内で率先して役割分担を行い、自発的に考え、動いてくれるため、私が会議などで不在の際でも安心して業務を任せることができています。レスポンスも非常に早く、仕事を円滑に進めるうえで大きな助けとなっていますよ!

そういうわけで以下、今回の取材を終えたわたくしの所感であるが、採用にお困りの企業においては、日本人にこだわらず優秀な外国人学生の採用を検討してみるのも時代に合った考え方ではないかと感じた。
聞くところによると「日本での就労を希望する外国人学生は非常に多く、ジョブフェアでは1回の開催で数千人規模の参加者が集まる。特に文系の学生は、N2レベル以上の日本語能力を持ち、卒業条件として日本語を習得している学生も多い。さらに、偏差値60以上の優秀な大学からの採用が可能であり、基本的に英語も話せるため、グローバルな環境でも即戦力となる。
一方、理系学生においても就職に際して日常会話レベルの日本語の習得は可能であり、コミュニケーションに問題はない。加えて、海外大学からの新卒採用は在日外国人よりも定着率が高いため、長期的に活躍する人材を育てることができる」とのこと。
日本人よりもスペックの高い外国人を採用することで、企業の成長を加速させる新たな可能性を広げるチャンスでもあろう。
優秀な新卒の外国人材を採用するなら「Mintoku messe」
最後に、日本における就活事情の特異性に触れておく。
日本の場合、インターンシップへの参加は大学1年生からでも可能で、早期に就活を始めることで“実務経験を積み業界理解を深められる”といった考え方が常識化している。さすれば一般的な傾向として、大学4年生の時期に希望する企業の内定をもらい、卒業するとすぐに働き始めるのが当然といった風潮すらある。
対して、海外の大学は4年間、学業に専念することが基本だ。就活事情も日本と違い、大学卒業時よりスタートする。ここで優秀な学生は海外での就労も視野に入れるのだが、現状は情報不足により思うような就活ができず、関連企業に就職するなどして接点を模索することが多い。
そこで、今夏、優秀で日本に興味のある海外の学生をいち早く&確実に採用につなげるべく開発したプラットフォームが「Mintoku messe」である。採用後の定着支援など一貫したサポート体制を取っているため、初めての外国人雇用も安心との声をいただいている。
【優秀な新卒の外国人材を求人を出すだけで現地に出向かず採用できる】
外国人材採用プラットフォームMintoku messe

Mintoku messeは、ベトナム・インドネシアを中心としたアジアのトップ大学と提携し、
企業と海外人材をつなぐ採用プラットフォームです。日本語力や専門性を備えた理系・文系の学生と、現地に行かずに出会える仕組みを構築。提携大学内での就職相談会やマッチングイベントをMintokuが代行し、企業は求人情報を提供するだけで優秀な人材の確保が可能です。さらに、採用後の住居手配や生活サポートも一貫して対応。
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