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特定技能の外国人雇用には健康診断が必須?健康状態が良好だと証明するには

採用する方の健康は重要な要素と考えますがいかがですか?

人間は「体が資本」という言葉もあるとおり、働くうえでは健康であることが重要ですね。特定技能外国人の方が日本で働く場合は、健康であることを示すために、健康診断を受ける必要があります。

 

人間は「体が資本」という言葉もあるとおり、働くうえでは健康であることが重要ですね。特定技能外国人の方が日本で働く場合は、健康であることを示すために、健康診断を受ける必要があります。


この記事では、特定技能外国人にとって健康診断が必要となる理由のほか、どこで健康診断を受けるべきか、また、健康診断にかかる費用や健康診断の有効期限についても説明します。

CONTENTS

  1. 1.健康診断が必要な理由
  2. 1-1.健康診断の結果、外国人が健康でなかった場合は?
  3. 2.どこで健康診断を受けるべきか
  4. 3.かかる費用や有効期限
  5. 3-1.健康診断にかかる費用
  6. 3-2.健康診断の有効期限
  7. 4.まとめ

特定技能外国人の方は、なぜ健康診断を受けなければならないのですか?

特定技能の在留資格を取得するためには、健康であることが条件となるためです。健康診断を受ければ、健康であることが証明されます。

 

1.健康診断が必要な理由

特定技能外国人を採用し、企業に受入れする際に健康診断が必要な理由は、特定技能の在留資格を取得する要件のひとつに「健康状態が良好であること」が含まれるからです。


特定技能の在留資格を取得する要件としては、指定された産業分野の技能試験に合格すること、日本語能力試験に合格することなどがありますが、健康であることも重要な要件となります。


これらの要件を満たし、特定技能の在留資格を取得した外国人は、特定技能外国人を募集している日本の企業に就職できます。


外国人が健康であることは「健康診断」の結果で証明されます。特定技能の在留資格を申請する外国人は、在留申請をするときに提出する「健康診断個人票」に基づき、健康診断で下記の項目の検査を受けることが義務づけられています。


  • 身長
  • 体重
  • BMI
  • 腹囲
  • 視力
  • 聴力
  • 結核等
  • 血圧
  • 貧血検査
  • 肝機能検査
  • 血中脂質検査
  • 血糖検査
  • 尿検査
  • 心電図検査

出典:出入国在留管理庁 在留資格「特定技能」に関する参考様式(新様式) 健康診断個人票


上記の検査のほか、必要に応じて他の検査もおこなう場合があります。これらの検査を受けることで、外国人自身の健康状態が明確にわかります。


このほか、業務歴・既往歴・自覚症状・他覚症状の調査も受けます。


医師は、これまでにどのような業務にたずさわったかを聞き取ります。そして、これまでどんな病気にかかったか、また、自分自身で自覚している症状はあるか、他人からみた場合に何らかの症状があるかを医師が聞き取ることで、健康の状況を判断できます。


特定技能外国人の在留申請をするときは、出入国在留管理局に「健康診断個人票」のほか、「受診者の申告書」も合わせて提出します。


これにより、健康に問題がないことが証明されます。


特定技能の外国人が健康な状態で働くためにも、健康診断を受けることは必須となります。


1-1.健康診断の結果、外国人が健康でなかった場合は?

もし、健康診断の結果、外国人が健康でなかった場合は、特定技能の在留資格の申請ができなくなります。


仮に、健康に問題がある外国人を採用した場合、欠勤が多くなって業務に支障が生じるだけでなく、体調不良によって退職せざるを得ない状況にもなりかねません。


そのような状況になることを防ぐために、特定技能の外国人を雇用する場合は、事前に健康診断の受診が義務づけられています。


健康診断の結果しだいでは、特定技能外国人を採用できない場合があることを理解しておきましょう。





特定技能外国人の方は、健康診断をどこで受けるべきでしょうか?

「健康診断個人票」に記載されている診断項目をすべて検査できる医療機関であればどこでも差し支えありません。日本では病院や健診クリニックなどで検査ができますが、外国の場合は規模の大きな病院などに限られる点に注意が必要です。

 

2.どこで健康診断を受けるべきか

特定技能の在留資格を得ようとしている外国人が健康診断を受けたい場合「健康診断個人票」に記載されている診断項目をすべて検査できる医療機関を診します。


日本では、病院や健診クリニックなどで健康診断を受けられます。また、外国でも健康診断を受けることは可能ですが、健康診断個人票に記載されている診断項目をすべて受診できることが条件となります。


なお、外国でその条件を満たす医療機関は、規模の大きな病院に限られることが多いようです。外国で健康診断を受ける場合は、健康診断の検査項目をすべて受けられるかどうかを確認する必要があります。


外国の病院で健康診断を受ける場合は、診断結果の日本語訳が必要です。


特定技能外国人の方が健康診断を受ける場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか。また、健康診断に有効期限はありますか?

健康診断の費用の目安は約1万円です。また、健康診断を受けたら一定の期間内に在留資格の申請をしなければなりません。くわしい内容については記事本文で説明します。

 

3.かかる費用や有効期限

特定技能の外国人を雇用する前に、健康診断にかかる費用の目安について理解しておきましょう。


また、外国人が健康診断を受けたら、一定期間内に在留資格の認定申請、または変更許可申請をおこなわなければなりません。ここでは、健康診断の有効期限についても説明します。


3-1.健康診断にかかる費用

外国人が特定技能の在留資格を申請する場合、健康診断にかかる費用の目安は約1万円です。


なお、健康診断の費用は会社負担となります。特定技能外国人を採用する場合は、健康診断の費用も事前に用意しておきましょう。


3-2.健康診断の有効期限

特定技能の在留資格を申請する外国人が健康診断を受けたら、一定期間内に在留資格の申請をおこなわなければなりません。


なお、健康診断の有効期限は、在留資格の認定申請をおこなう場合、在留資格の変更許可申請をおこなう場合によって異なります。



在留資格の認定申請をおこなう場合

健康診断の有効期限は、健康診断を受けた日から3か月以内です。



在留資格の変更許可申請をおこなう場合

健康診断の有効期限は、健康診断を受けた日から1年以内です。


健康診断の有効期限にかかわらず、健康診断を受けたら早めに在留資格の申請をしましょう。

4.まとめ

特定技能の外国人雇用においては、外国人が健康診断を受けることが必須となります。なぜなら、特定技能の在留資格を取得するためには健康診断の受診が義務となるためです。


健康診断は、特定技能の在留資格の申請書類である「健康診断個人票」の内容に基づいて受診します。日本国内のほか、海外の医療機関でも受診できますが、すべての診断項目を受診できることが条件です。


健康診断を受診した外国人なら、健康であることが証明されているため、勤務中に体調不良になる可能性は低いです。健康な状態で日々の業務をおこなうためにも、特定技能外国人を採用する場合は、健康診断の受診を徹底しましょう。



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