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母国3ヶ月と入国1ヶ月で技能実習生はどんな研修を受けているの?

技能実習生に必要な研修とは(来日前)

技能実習に内定してから来日までのスケジュール

技能実習生を採用する際には、以下のような流れになります。

  1. 日本企業が日本国内の「監理団体」にどのような人材が欲しいかを伝える
  2. その希望を監理団体が採用希望国の「送り出し機関」に伝えて募集を開始
  3. 「送り出し機関」が書類選考を行い、採用人数の3倍程度までに絞る
  4. 企業が面接を行い(現地に赴いたり、オンラインなど)採用者を決定
    その後採用が決定した技能実習生は、約3ヶ月の間母国でみっちりと日本で生活するための様々な研修を受け、その後技能実習生として来日します。
来日前の研修のポイントは
技能実習生に研修を行うのは、採用に関わった送り出し機関です。ここでどのような研修を受けたかによって、来日時にすんなり研修を行えるか、日本での生活に馴染めるかなどが変わってきます。技能実習生の採用を依頼する際に、送り出し機関の質まで調べるのはなかなか難しいですが(採用の窓口は、あくまで日本国内の「監理団体」になるため)、監理団体を通して送り出し機関監の研修内容を調べるなど、できる範囲でなるべく調査することをお勧めします。

来日前の研修で行うこと

送り出し機関が行う研修の内容に関しては、細かなところは国や送り出し機関によっても異なりますがJITCO※の指示により以下のような研修を行います。

  • 外国人技能実習制度の目的の理解(技能を習得し、帰国後にその技術を国の発展のために活用すること)
  • 日本語の簡単な読み書き
  • 日本文化や礼儀
  • 日本の職場で守るべきこと(体調管理などを含め)
※JITCOとは 国際人材協力機構は、1991年に財団法人「国際研修協力機構」として設立され、2012年4月に内閣府所管の公益財団法人に移行しました。略称をJITCO(ジツコ)といい、技能実習生、特定技能外国人等の外国人材の受入れの促進を図り、国際経済社会の発展に寄与することを事業目的としています。
※引用元:https://www.jitco.or.jp/ja/jitco/index.html
受入れまでの流れ
https://www.jitco.or.jp/download/data/okuridashi_Japanese.pdf

技能実習生に必要な講習(研修)とは(来日後)

技能実習生入国後研修と決められた講習時間

技能実習生の受入れにあたっては、監理団体(企業単独型受入れの場合は企業)が講習を行うことが上陸基準 省令(平成22年法務省令第39号)によって義務づけられています。講習の時間は、以下のように定められています。

  • 「技能実習 1 号ロ(またはイ)」の場合は、活動予定時間の6分の1以上が講習時間

    例)技能実習1号ロ*1(またはイ*2)の活動時間が、1,920時間と予定されている場合、その6分の1であ る320時間以上の講習が必須
    ※但し、入国前の6ヶ月以内に、1ヶ月以上かけて160時間以上の講習を行った場合は、入国後の講習 は12分の1以上に免除される
    例)技能実習 1 号ロ(またはイ)の活動時間が1,920時間で、入国前の6ヶ月以内に1ヶ月以上かけて160時 間以上の講習を行った場合、入国後は1,920時間の12分の1である160時間以上の講習が必要
    引用元:https://www.jitco.or.jp/download/data/nihongo_shido.pdf 技能実習生入国後研修の内容 技能実習生は来日後、日本での生活や職場に少しでも早く慣れるように監理団体による様々な講習(研修)が義務付けられています。その内容は、法律で以下と定められています。

  • 日本語
  • 日本での生活一般に関する知識
  • 出入国又は労働に関する法令の規定に違反していることを知った時の対応方法、その他技能実習生の法的保護に必要な情報
  • 日本での円滑な技能等の修得に資する知識 日本語の研修に関しては、来日時の日本語レベルによって内容が異なります。「日本語レベル別の研修内容を知りたい」という方は、下記の資料をご覧ください。 (平成29年厚生労働省作成) 監理団体が行う入国後講習の標準的な日本語学習プログラム

技能実習生が来日するまでには、「日本の生活・仕事に慣れるため」に様々な研修を受けてくることを紹介しました。とはいえ、技能実習生に選ばれた時点では全く日本語が分からない実習生が多いため、合計数ヶ月の研修のみで、見知らぬ国の文化や言語を高度に理解することは不可能です。実習生たちが気持ちよく日本で生活してお互いに最大限に得るものがあるように、企業としても実習開始後に折に触れて様々な研修を行うことをお勧めします。

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