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技能実習3号とは

技能実習1,2,3号とは

3段階の技能実習制度

1993年より始まった「技能実習制度」は、実習生の入国歴やスキルによって3段階に分かれています。1号・2号・3号はそれぞれどのようなビザなのでしょうか。

入国1年目:技能実習1号、技能等を習得する期間
入国2・2年目~3年目:技能実習2号、技能等に習熟する期間
入国4・4年目~5年目:技能実習3号、技能等に熟達する期間

技能実習1,2号とは

技能実習1号は、技術等を習得するためのものです。2号は、1号で習得した技術等を更に向上させるための活動になります。1号の実習修了後に自動的に2号へ移行するわけではなく、下記条件をクリアーした上で在留資格変更を申請し在留期間を更新する必要があります。

  • 1号と2号は、同一の実習実施機関で同一の技術等に対し行われること
  • 技能検定「基礎級」(実技・学科)に合格していること
  • 技能実習計画に基づき、更に実践的な技術等を修得するためのものであること
  • 移行対象職種が、省令で認められた職種・作業であること(2020年11月時点で82職種、150作業)

2号向けの技能実習計画の作成と申請も必要となります。認定は、外国人技能実習機構が行います。

技能実習2号から3号への移行条件

技能実習2号から3号へ移行時にも、在留資格の変更申請が必要です。更新されると在留期間が2年延長されます。在留資格の申請には下記の条件をクリアーする必要があります。

  • 3年間の実習修了後(1号・2号修了後)、1カ月以上1年未満の一時帰国を行うこと
  • 技能検定「随時3級」(実技)に合格していること
  • 過去に技能実習3号を利用したことがないこと
  • 移行対象職種が、省令で認められた職種・作業であること(2020年11月時点で74職種、132作業)
  • 主務省令で定められた優良基準に適合していると認められた監理団体・実習実施者の下で実習を進めること

技能実習3号開始の4カ月前までに、技能実習計画の申請も必要となります。各検定には在留期間終了前に受検・合格している必要があるので注意が必要です。また、一度試験に落ちても再受検の可能性もありますので、余裕をもって受検の日程を組みましょう。

技能実習3号のみの様々な仕組み

技能実習3号になる際には、実習生の転職が認められる

技能実習4年目以降の技能実習3号では、実習生が希望した場合、実習施設の変更(転職)が可能となります。この点が、1号2号の3年間の実習とは大きく異なります。また2号修了後には、実習生の一時帰国が義務付けられています。

2号修了生を継続して雇用したい場合、働く場として良い環境を提供しなければ、せっかく3年間かけて育て上げた人材を他の施設へ流出させてしまうことになります。日本人外国人問わず、ここで働き続けたいと思わせる環境や待遇を用意することが重要です。

技能実習3号を実施する団体は一定以上の基準が必要

技能実習3号の受け入れをする場合には、監理団体および実習実施者も一定の要件を満たす必要があります。

監理団体には「特定監理事業」と「一般監理事業」の2種類があります。前者では技能実習1号・2号のみを監理します。後者では技能実習3号までを監理します。したがって、3号の技能実習の監理を行えるのは、「一般監理事業」の許可書を有する監理団体となります。

さらに、主務省令で定める「優良な監理団体の要件」または「優良な実習実施者の要件」にも適合している必要があります。(法第25条第1項第7号号/法第9条第10号)
優良な監理団体および実習実施者のみが、習熟した技術を持つ3号実習生の実習計画を監理できます。雇用側も条件に合致しているのか、しっかりと審査されます。



技能実習生を受け入れるならば、しっかりと技術を身につけた人材に長く働いてもらいたいと思うのは当然のことです。技能実習3号の実習生は、高い技術力を身につけ転職も可能な立場にあります。雇われる側にも選ぶ権利があることを理解し、入国4・5年目も働いてもらえるよう、良い職場環境を整えましょう。

参照
厚生労働省, 技能実習生等向け技能検定の概要
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/shokugyounouryoku/ability_skill/ginoukentei/kisokyu.html 新たな外国人技能実習制度について
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11800000-Shokugyounouryokukaihatsukyoku/0000204970_1.pdf

 ミャンマー送り出し機関HP https://www.myanmarunity.jp/

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