海外人材Times

外国人採用のすべてが分かるバイブル

検索
海外人材Times

4年間でほぼ2倍!日本の農業に欠かせない技能実習生を農業分野で採用する際のポイント

農業分野で増加する技能実習生とその現状

農業分野においても人手不足や後継者不足は深刻です。そんな中、農業分野で活躍する技能実習生は、2017年の時点で6,606人で、これは2013年に比べて2倍近くに増えています。少子高齢化における慢性的な人材不足の解消のために、今後も技能実習生の増加が見込まれ期待されているのです。

技能実習生は3年から5年間実習を行い、実習修了後も「特定技能」というビザ(在留資格)へ移行することにより、更に数年日本国内での就労が可能になります。そのため、採用する農家にとっては中長期的に人材を確保できることができ、計画的に採用を進めるメリットがあります。

また日本の農家は後継者不足に悩み高齢化が大きな問題のため、十代後半から30代というエネルギーに溢れた体力のある人材を採用できる可能性が高いことも大きなメリットです。

参照 農林水産省 農業分野・水産分野における研修生等の推移

問題点としては、建設分野同様失踪者が多い事です。原因としては農業は天候に左右されたり労働時間の管理が難しい結果、長時間労働が多いという過酷な環境環境も考えられます。

技能実習生・農業分野での面接のポイント

その国の農業の発展度や農業従事者人口などの調査も

実習生を募集するアジアの国々は、農業を主産業としている国も多いのが実情です。そのため、日本で学んだ知識を帰国後に母国で活かしたいと考える候補者も多く見られます。今でも第一次産業である農業がメインの国もありますし、一方、農業はどんどん効率化されていたり衰退している国もあります。そう言った「その国の事情」を事前にしっかり把握してから面接に臨みましょう。

ミスマッチを防いで失踪者を出させない!面接で必ず聞くべき3つの質問

過去に農業の経験はあるか

農業は衣食住のまさに「食」なので、決して無くなるなことのない重要な分野です。日本がかつてそうだったように、今も農業がその国の産業のメインという国も多くあります。農業は年間を通して過酷な労働のため「農業がどんなことをするのか」「四季を通じた農業の厳しさを知っているか」は大きなポイントとなります。

また、農業は家族が一体となり行っているケースが多いので、家族構成を知っておくことも重要です。

帰国後、学んだ農業に関する知識・経験を活かす場はあるか

実習生を募集するアジアの国々は農業を主産業としている国も多く、必然的に「実家が農家」という人もたくさんいます。日本で学んだ知識を帰国後に母国で活かしたいと考える候補者も多いので、「将来の見通しや学んだ農業経験をどういかしたいか」は必ず聞きましょう。

「家族を助けたい」「村全体に新しい農業技術を普及させたい」など具体的な希望がある人材は、来日後も意欲的に作業に取り込むことが期待できます。

面接時にマイナス面もしっかり伝える

前述の通り、農業分野における失踪者は建築分野同様少なくありません。その背景には本人の希望と実際の仕事内容にミスマッチがあることが考えられます。このミスマッチを避けるために、面接ではマイナス面も明確に伝えることが重要です。

具体的には、次の3つのような点をクリアーにしましょう。

  • 労働環境:寒さ・暑さなどの天候や働く時間、住む場所など
  • 仕事内容:農作物・地域などによりどういった作業が発生するか、動画や写真を使って説明することも有効
  • 日本のビザ(在留資格)制度:失踪してしまうと在留資格は得られず合法的に転職もできない
技能実習生の失踪は、日本の大きな社会問題の一つです。しかし採用面接時に、農作業のマイナス面から実習修了後のビジョンまで明確にすることにより、来日後のミスマッチは避けられる可能性が高まります。そしてこのことが、将来の失踪を回避することにもつながります。日本人と同様の労働環境を準備することは当然ですが、しっかりと技術を教え母国に帰った後の「未来の自分像」を描いてもらうことが、実習継続のカギにもなるでしょう。

この記事をシェアする

コメント / 投稿

承認されたものから表示されます。