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技能実習生で一番多く真面目な人柄が大変高い評価のベトナム人!宗教や経済状況は?

技能実習生はどこの国の人?技能実習生が多い国ベスト5

平成30年6月末段階で、約28万人の外国人が日本に在留しているほど、現在は多くの技能実が日本で実習を行なっています。一体、どのような国の人々が実習生として来日しているのでしょうか。現在、実習生日本への技能実習生の送り出し国の上位は以下の国々です。

1位ベトナム…104,802名
2位中国…79,959名
3位フィリピン…25,740名
4位インドネシア…20,374名
5位タイ…7,898名
(法務省 在留外国人統計 2017年6月)

ベトナム人の技能実習生が増えている背景

ベトナム人の技能実習生が多いのは、日本企業の進出も活発だから

ベトナム実習生は2014年あたりから大幅に増加し、過去3年間で3倍以上となりました。そして今では10万人を超えました。なぜこのように、急激に実習生が増えたのでしょうか?大きく以下の3つが考えられます。

  • 給与水準の低さ
  • 親日の国民が多い
  • 「技術を身に付けたい」という貪欲さ

ベトナムは、アジア有数の親日国で、バイクや家電製品など日本製品への信頼が高く、街には沢山の日本食レストランが立ち並び、テレビでは日本のアニメも人気です。なぜベトナム人の技能実習生が増えたのか、解説していきます。

技能実習生として高い評価を得ているベトナム人の真面目な気質

日系企業のベトナム進出も活発で、他国の企業よりもベトナム人からの評価が高いという印象です。こうした日本ブームと日系企業への信頼性から、日本への出稼ぎ者が増えている見方ができます。ベトナム人は、真面目で順応性が高く、仕事に対して誠実で覚えが早いと言われています。着物や西陣織の帯刺繍、オーダーメイド服など縫製技術の高さが定評であり、手先が器用なことでも知られています。

また、ベトナムの家庭は女性が中心のいわゆるかかあ天下。長きにわたったベトナム戦争で男手を取られ、女性が社会生活を守ってきた歴史的背景からか、とにかく女性は働き者でしっかりしています。それでいて優しいとの評判で、その女性を助ける真面目な男性も数多くいます。こういった真面目な気質が、日本企業からも技能実習生として、非常に高い評価を得ているのです。

経済発展は著しいものの、まだまだ給与水準は低い

技能実習ベトナム人の急増は、状況はベトナムの平均月収も関係しています。ベトナム最大の求人サイトであるベトナムワークスによると、新卒者の月給は日本円で26,800円~53,500円となっており、経験豊富な就業者でも平均月収は74,600円~106,100円です。

またベトナム人は、日本、韓国、マレーシア、台湾などに出稼ぎへいっているのですが、この中でも日本が最も平均月収が高くなっています。これは技能実習生であっても、最低自給などの日本労働基準法が適応されることも関係があります。また受け入れ先にとっても、賃金を上昇することにより助成金を受け取ることができる制度があるため、賃金を上げやすくなっているのです。

また制度が改定され、不正に対する取り締まりも厳しくなってきたところで安定した収入になりやすくなっているのです。

勤勉で真面目な国民性

経済発展が著しいベトナム人の多くは、稼ぐことはもちろんのことながら、日本語のスキルや仕事のスキルを身に付けたいと向上心が旺盛である人が多いです。また家族思いであり、家族思いから日本に出稼ぎに来て、一生懸命働きたいと考えています。

社交性もあり、初対面でも話しやすい特徴がある一方、温厚な見た目と違い、プライドが高い人が多く、自分のミスが他に知られてしまうことを嫌がります。プライドが高いのは悪いばかりではなく、ミスをしないように一生懸命学ぶということにも繋がります。仕事にプライドを持つことは、日本では足りていない人も多いので、企業全体的にもよい効果がでることもあるのです。

このような勤勉な国民性が、日本企業からも高評価を得ているのです。

ベトナム人の宗教観は?

儒教の教えが強い国

ベトナムは儒教の教えが強いため、教育熱心で、新しい知識を貪欲に吸収しようとします。自分自身の価値を高めることを至上命題としているようです。仕事上でも真面目な姿勢が期待できるのも受け入れが多い大きな要因となっています。

しかし1986年にベトナム共産党が提唱した「刷新政策」を意味するスローガン「ドイモイ」のもと、ベトナムでは、経済や社会のさまざまな面で開放が広がりつつあります。しかし、社会主義国であるため、宗教は表立ってはあまり熱心ではありません。

多民族国家ゆえの様々な宗教

またベトナムは多民族国家で、経済・社会多数派を占めるキン(越)族の大半は仏教徒です。キン族の仏教は、日本と同じ大乗仏教です。次いで多いのが、フランス統治下で広まったキリスト教です。ベトナム人のキリスト教徒の多くはカトリック信者になります。このほか、近年ではカオダイ教と呼ばれる新興宗教も栄えています。

カオダイ教は、仏教、儒教、道教、キリスト教、イスラム教……とあらゆる宗教を取り入れ、さまざまな人物を神格化して信仰するという一風変わった宗教です。ベトナム南西部のタイニン省にカオダイ教の総本山があり、観光名所にもなっています。

ベトナムは中国と古くから関係が強かったため、伝統行事には儒教や道教の要素も根付いています。仏教の寺院にはこれらの神様も祀(まつ)られており、キリスト教徒でも伝統的な行事は大切にするといった側面もあるようです。

無宗教もしくは大乗仏教徒が多く、儒教や道教の影響も強いという面から、ベトナム人は道徳観が日本人と似ているため、宗教をめぐる摩擦が起こりにくいといえます。

近年のベトナムの経済発展

ASEANでトップクラスを誇る経済成長率

1990年代から急激にベトナムの経済は高成長が見られ、2010年には中所得国になりました。2011年以降もASEAN域内でもトップクラスの成長率を達成してきました。

2018年のデータでは、経済成長率7.08%、物価上昇率3.54%と経済の成長が著しい国です。

さらにベトナムの社会経済の成長具合のわかる数字がこちらです。

  • 一人当たり国内総生産が千ドル突破
    1990年には一人当たり国民総生産(GDP)はわ ずか98ドルでしたが、2009年には中所得国の仲 間入りをしました。2011年には、1,407ドルとな り、1990年から20年で14倍の増加をみせました。
  • 貧困率が58.2%から14.2%に
    1993年には国民の半数以上の58.2%が貧困状態 にあるとされていましたが、2010年には14.2% まで改善しました。
  • 全世帯の97.6%が電化
    1994年、 全国電化率は14%でしたが、1998 年には61%まで急増し、2009年には全世帯の 97.6%が電力供給を受けられるようになりました。
  • 人口の95%が安全な水にアクセス
    1990年に安全な水にアクセスできるのは全人口 の57%でしたが、2010年には95%となりました。
いかがでしたか。アジアの中でも特に経済成長が著しいベトナムは、近年一番技能実習生が多く、性格的にも宗教的にも日本人と非常に近いことが分かりましたでしょうか。
日本とベトナムの友好関係が樹立してから2013年で40年となります。ベトナムは経済成長を続けており、いまやインドシナのリーダーとしての立場となっています。貿易や支援といった面でも日本とベトナムは友好関係が続き、技能実習生の数も中国を抜き、最も多くなりました。
このような国家のバックボーンや、ベトナム人特有の勤勉さ、真面目さが実習生の増加へと繋がりました。技能実習生を特定技能に変換し、長年勤められるようになった今今後も日本へ知識や技術を伸ばすために訪問するベトナムは増えるでしょう。

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