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国民の平均年齢は26歳! 有望な若手が多いフィリピンはどんな国?

2019年末時点で、約41万人の技能実習生が日本に在留しています。これを国籍別の構成比で見てみると、次のようになります。

1位:ベトナム(53.2%)
2位:中国(20%)
3位:フィリピン(8.7%)
4位:インドネシア(8.6%)
5位:タイ(2.8%)
そのほか(6.6%)
(出典:法務省、厚生労働省『外国人技能実習制度について』令和2年10月21日改訂版)

フィリピンは技能実習生の8.7%を占めていますが、2020年12月の在留外国人統計によると、日本国内で働くフィリピン人は279,660人おり、そのうちの13万人以上が永住者。日本国内ではフィリピンコミュニティーも発達しています。

日本では人口の減少が進んでいますが、それとは逆にフィリピンの人口は急激に増加しており、2025年から2030年の間に日本の人口を抜く見込み。人口増加に経済が追いついていないのか、フィリピン政府は海外への出稼ぎを推奨しているとも言われます。

フィリピン国民の平均年齢は非常に若く、26歳(ちなみに日本の平均年齢は47歳)。しかし高校や大学を卒業しても、フィリピン国内で職を見つけることは簡単ではありません。その結果、優秀な人材も外国で就労するということが当たり前になっており、世界一の人材派遣国となっています。

日本で働きたいと思うフィリピン人の多くは日本文化が大好き。フィリピン人は社交的で、人とのつながりを大事にするホスピタリティ精神を持っています。陽気な性格な人が多く、積極的にコミュニケーションを取るなど、初対面でも仲良くなりやすいという特徴があります。このような理由で、フィリピン人は日本の社会や職場に早く馴染むことができるかもしれません。

フィリピン経済の特徴

1. 国を挙げて海外企業を誘致する経済特区「エコゾーン」

フィリピン経済の中心は農業です。しかし、農業技術は極めて低いため、自国の食料自給率は高くありません。その一方、「エコゾーン」という経済特区では、国を挙げて経済の発展を促しており、その影響で農業地域との貧富の差が大きくなっています。

フィリピンには、フィリピン経済区庁(PEZA)が管轄しているエコゾーンやオロンガ市にある「スービック経済特区」など、200以上の経済特区があります。この地域は法人税の減免など優遇措置を適用しており、海外資本を積極的に受け入れています。この地域で働くフィリピン人は優秀で、裕福な生活を送っているそう。

2. 農業技術が低く貧困層の多い農村地域

フィリピンの国民の約52%が農村に居住しており、1,018万人が農業に従事しているとか。この人数は就業者総数の36.6%にあたりますが、農業技術が低いため、土地を多く利用している割には生産額が低く、食料自給率は減少傾向にあります。この意味で、技能実習生が日本で農業技術を習得し、それによってフィリピンの農業技術の向上に貢献することが期待されます。

介護職にマッチ

日本で少子高齢化が進む中、介護現場の人手不足を解消するために、外国人労働者の活用が期待されています。すでに現場でフィリピン人女性の技能実習生は、非常に高い評価を得ている模様。人柄が明るく、とても献身的な介護をしてくれるなど、フィリピン人の性格が介護の仕事にマッチしているようです。また、フィリピン人の技能実習生は他国と比べて、失踪者が少ないことも特筆すべきでしょう。

このように、フィリピン人技能実習生は、少子高齢化に直面する日本に欠かせない存在となりつつあります。それと同時に、フィリピンの農業にとっても若い人材が日本で学ぶことは有益。両国はウィンウィンの関係でしょう。

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