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アジアはほとんど旧正月?各国のお正月事情

技能実習生は現在様々な国からやってきており、令和2年は40万人を越す技能実習生が日本に滞在していました。国によって文化や宗教は様々ですが、今回は「各国のお正月の過ごし方」について解説します。
日本人にとっては「1月1日のお正月前後1週間は休む」というのが当たり前ですが、実はアジアにそのような国はほとんどありません。

外国人技能実習生を受け入れるた際の参考にしてください。

技能実習生の多い国のお正月の過ごし方は?

技能実習生の多い国ベスト5

技能実習生の多くはアジアの国の人々で、元々はずっと中国が一番多かったのですが、中国自体の景気がよくなり国内での仕事が増えた結果、数年前から最も多いのはベトナム人となりました。
技能実習生が多い国ベスト5は以下の通りです。

ベトナム
中国
インドネシア
タイ
フィリピン

技能実習生が多い国のお正月の過ごし方

ベトナムのお正月

ベトナムは旧正月なので、年末年始の休みは1月1日のみ。12月31日まで普通に働いて、元旦のみ休み、1月2日からまた通常業務に戻ります。日本のような大型連休や初詣に行くのは旧正月で、元旦は深夜0時には毎年打ち上げ花火が全国各所で見られます。
どちらかと言うと元旦は若者だけが街で騒ぎ、国全体のお正月は旧正月になります。

タイのお正月

タイも旧正月(2月頭前後の約1週間)がメインのため、年末年始の休日は12月31日と1月1日のみ。
そして4月中旬に3日休みがあり、「ソンクラーン」というフェスティバルが行われます。(日程は都市により異なる)
4月中旬にソンクラーンが終わるまでタイはお正月モードです。

中国のお正月

中国は通常は1月1日のみが休みで、2月の頭前後に設定される旧暦にお正月を祝います。 この時期は1週間ほど休日になり「春節」と呼ばれ中華圏でもっとも重要な祝祭日です。「中国大移動」と呼ばれるほど多くの人々が帰省や旅行で移動をします。

インドネシア

インドネシアの年末年始の休みは、12月31日と1月1日のみですが、年越しは、各地でカウントダウンを待つ人で賑わいます。
ジャカルタなどの都市では、コンサートやライブイベントも毎年行われたり、露店で売られている光るカチューシャを付け、おもちゃのラッパを吹き鳴らす子供たちをあちらこちらで見かけます。
年が明けると花火が一斉に打ちあがり、盛り上がりは最高潮を迎えます。

カンボジア

カンボジアには3回お正月があり、1回目は、日本と同じ1月1日、2回目は、中国歴の旧正月です。
旧正月には中国のお祝いと同じで爆竹を鳴らしたり、紙幣に似せて作ったものを燃やして金銭の成功を願ったり、獅子舞が踊ったりもしています。

そして3回目は、カンボジアの独特のお正月である「クメール正月」で4/14~4/16(陰暦により多少異なる)です。中華系カンボジア人にとっても大切な、カンボジアで最も大きな祝祭日です。
4/13が大晦日、4/14が新年、4/17は振替休日となり、前後約一週間はお正月期間です。この時には女神をお供え物を用意して迎え、家族親族一同でお寺を幾つも巡り、線香をあげて経を唱え、国をあげての大きなお祭り騒ぎとなります。

まとめ

いかがでしたか。同じアジアでも色々なお正月があることに驚いたのでは無いでしょうか。また基本的にアジアの多くは日本のような新正月ではなく1月頭〜2月頭にに始まる旧正月が中心。
一年に一度家族が田舎へ戻ってみんなで集まる風習があるため、この時期に合わせて帰省したい技能実習生もいるかもしれません。 そういった各国の文化をよく理解しておきましょう。

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