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来日後に仕事面と生活面で気をつけるべき点は?整えるべきルールと行うべき研修

就業開始前に外国人就労のための環境づくりを

外国人労働者が働きだす前に、雇用主は外国人の就労にまつわる制度やルールをしっかり理解し、それに沿って労働環境を整える必要があります。

具体的に雇用主が守るべきルールについては、厚生労働省の「外国人労働者の雇用管理の改善等に関して事業主が適切に対処するための指針」に記載されていますので、「来日後」に焦点を当てて幾つか見てみましょう。

職場の安全性の確保

職場の安全の確保も、事業主にとって非常に大切な義務の一つです。具体的には、安全衛生に関する研修や業務中教える場面などでは、ツールやイラストなども用いて、日本語が完璧ではない外国人が理解できる方法で行うようにしましょう。

特に、外国人労働者が使用することになる機械設備、安全装置又は保護具の使用方法等については十分に理解するまでしっかりと研修等を行う必要があります。

日本人が日常的に使っている「職場の言葉」を明文化

長年同じ職場で働いていると、色々な略語やあうんの呼吸で通じることも増えてきます。しかしそれは外国人には当然理解できません。そういった職場の「常識」はなるべく棚卸しして、簡単なルールブックやイラストなどにしてわかりやすく伝えましょう。

定期的な仕事の研修の準備を

実習生は、来日時はまだ日常会話もおぼつかない日本語レベルの人がほとんどです。当然ながら言葉がよく分からないとコミュニケーションが難しく、業務上で必要なことを教えてもなかなか理解できず、日本での生活に馴染むのにも時間がかかります。

「言葉があまり通じない」となるとコミュニケーション不足になり、業務上だけではなく様々な不安なども汲み取れず、お互いに良い結果は生み出しません。

そのため事業主は、以下のことを意識してください。

仕事の面で実施すべき点

  • 定期的に業務研修などを行い、しっかりカリキュラムを組む
  • 日々の業務の中で同僚や上司が教えられる体制を整えておく
  • 「教えること」「質問する相手」が明確になるように教育係を決める

教育係が決まることで、研修のみならず実習中の動きも把握するようになり、実習生も「困った時に尋ねる人」が明確になることで成長に繋がります。

生活の面で気をつける点

外国人が不安を感じるのは、仕事だけではなく「日本での生活」に対しても同様です。文化も言葉も違う場所で自立して生活をするのですから、不安があって当然です。

特に来日から間もない時は、以下のようなことに注意してください。

  • 食事はちゃんと取れているか・スーパーなど分かっているか
  • 同じ国の仲間はいるか
  • 健康状態に不安はないか
  • ホームシックや鬱になっていないか

こういったことはあらためて研修をすることでもなく、日常会話の中でさらっと確認することができます。「自分のことを気にかけてくれている」と気づいて嫌な人はいないので、なるべく頻繁に声がけをしたりランチを一緒に取るなど意識しましょう。

外国人労働者を受け入れるに当たって、必要な研修や準備は分かりましたか?大きく分けると「業務に関わること」「生活に関わること」という二つがありますが、どちらが足りなくても大きなストレスです。外国人の多くは日本という言葉や文化も未知な世界へ大きな希望を持ってきているということを忘れずに、仕事面・生活面でできるだけのサポートを行いましょう。

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