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知っておくべき宗教上の注意点・イスラム教・ヒンドゥー教・仏教について

厳格なルールが多いイスラム教

1日5回の礼拝の時間

イスラム教徒の1日は、礼拝に始まって礼拝に終わると言われるほど1日の中で多くの礼拝が義務付けられています。礼拝は早朝・正午・午後・日没後・就寝前の5回行われ、メッカの方向を向いて地面に体をつけて行われます。

そのため最近では多くの大学にはイスラム教徒のための礼拝の部屋が用意されていますが、職場でもイスラム教徒が来ると分かったら礼拝の場を用意するようにしましょう。またイスラム教では金曜日は礼拝の日とされ祝日です。この辺りも相談が必要です。

食事の注意

イスラム教徒の人は宗教が全ての生活の土台となっているため、宗教上禁止されている事柄についてもとても厳格です。また、食事制限が多く厳格なのも特徴の一つです。使用する調理器具に禁止されている食材が付着していないかなどにも敏感ですので、社員食堂や食事を共にする場面では気をつけるようにしましょう。

特に注意が必要な食材がコーランでも禁止されている「豚・アルコール・血液・宗教上の適切な処理が施されていない肉」の4つの食材となります。

「豚」はイラストでも嫌悪感を示すため、メニューなどに豚のイラストを載せることは控えましょう。また、ブイヨンなどのエキスとして目に見えない形でも口にすることはできませんので、調理の際にもそうした調味料は避け、植物性のものを使用する必要があります。

アルコールも禁止

「アルコール」も同様で、ビールやワインなどの飲酒はもちろん避けなければなりませんが、「料理酒」や「みりん」「フランベに使用するブランデー」などもアルコールとなるため、これらも調理の際に使用しないよう注意しましょう。

春に行われるラマダン

またラマダンと呼ばれる断食期間(大体4月の中旬〜5月中旬)は、昼間は水も飲まず一切の食事を口にしませんが、日没になるとしっかりと食事をします。多くのイスラム教の国では、日中食事をしないため体力温存で横になって休んでいるケースが多いようです。

これについても、タイムテーブルなど業務の調整が必要になるでしょう。

アジアに多い仏教

仏教徒は9割以上が中国、日本、タイ、ベトナム、ミャンマー、スリランカ、カンボジア、韓国などのアジアの人々で、日本にも多くの労働者が来日しています。

仏教には多くの宗派が存在しており、食事制限もありますが、現代では一部の僧侶や厳格な信徒だけが行っているため、気をつけるべき点については労働者へ確認をするようにしましょう。

インドやネパールに多いヒンドゥー教

食事の注意

ヒンドゥー教もまた宗教が生活の土台となっており、食材や誰と食べるか、食事を食べる時間や時期に対して非常に気を遣います。また、ほとんどの人が肉を食べず、まれに食べる人がいたとしても、鶏、羊、ヤギに限定されます。

一般的に避ける食材は、肉全般(特に牛、豚)、魚介類全般、卵、生もの、ニンニク、ニラ、ラッキョウ、玉ねぎ、アサツキです。中でも牛は神聖な動物として崇拝されていますし、豚は不浄な生き物とされていますので、口にすることはありません。

上記の食材は調味料に含まれているだけでもNGなので、社員食堂などでは食材を明記するなど、理解と工夫をすることが大切です。

神聖な右手と不浄な左手

もう一つ特異な特徴として、右手は神聖な手、左手は不浄な手とされています。共に食事をしたり提供する際には必ず右手を使いましょう。

様々な宗教の特徴や注意点はわかりましたか?日本は一般的には仏教徒が多いとされていますが、亡くなったらお墓に入るのにキリストの生誕であるクリスマスを祝ったり、お経を暗記している人はほとんどいなかったりと、無宗教に近い国民性と言えます。
一方、イスラム教やヒンドゥー教のように宗教が生活や食生活にしっかりと紐づいている宗教もあります。そういった宗教の国で生まれ育った人にとっては、宗教の教えはアイデンティティそのもの。職場においてもしっかりと規律を守れるサポートが必要です。

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