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時間厳守に飲みニケーション??実習生に最初に伝えるべき「日本独特の企業文化」って?

外国人が戸惑う日本独特の企業文化

「時間」に非常に厳しい国民性

技能実習生に限らず、初めて日本で働く外国人の多くが「日本ならではの企業文化」に戸惑い、よく分からずに失敗してしまうことがあります。それは悪意や能力の低さではなく、単に「日本企業の常識」を知らないから。来日して日本で実習を始める外国人が余計なトラブルを招かないよう、「日本企業の常識」を伝えることが大切です。

外国人が最も驚くのは、「日本人の時間の正確さ」です。日本全国の電車が時刻表通りに、1分も違わずに日々運行していることに外国人が驚くというのはよく知られていますよね。日本人にとってはそれくらい「時間通り」「時間厳守」は当たり前ですが、多くの外国ではもっと時間に対して鷹揚です。「日本の場合、特にビジネスシーンにおいては、時間に少しでも遅れるだけで一気に全ての信頼を失いかねない」ということを最初に伝えましょう。

「飲みニケーション」は日本独自の文化

日本人は、仕事後に飲みながらコミュニケーションを取って信頼関係を深めたり、男性のサラリーマンの場合、タバコを吸って色々な雑談をする喫煙所は、情報収集の大切な場であるとも言われています。

また休日にも仕事仲間や取引先とゴルフに行ったり、かつては麻雀をするなど、「仕事以外でコミュニケーションを取って仲良くなることが仕事を円滑に進めるために重要」とされていました。しかし、これは外国人が最も驚く日本の企業文化。つまり、このようなことは外国ではほとんどありません。仕事が終わったらすぐに帰宅し、週末や家族や友人と過ごすなど「オンとオフ」がしっかり分かれているのが海外では一般的です。

来日から間もない実習生を食事に連れて行ってあげたり色々なことを教えてあげるのはとても大切ですが、断ることができない実習生にとって時間的・精神的な負担になっていないかをよく見極めましょう。

社交辞令が大事?「空気を読む」ことは外国人には至難のわざ!

日本人とのコミュニケーションにおいて外国人が困ることの一つが「何を考えているかよく分からない」「YesなのかNoなのか、喜んでいるのかいないのか、などがよく分からない」点だと言われています。これは日本独特の「社交辞令」「はっきりと言いづらいのでなるべく察してほしい・空気を読んでほしい」という文化からきているものです。

これは日本語レベルが決して高くない技能実習生にとっては、非常に対応が難しいものです。国民性の違いと言葉のレベルを考え、指示はなるべく具体的かつはっきりと伝えることを心がけましょう。

外国人にこれは絶対にやってはダメ!

人前で怒ること

日本の企業では「ミスを他の社員の前でしかる」ということは日常的にありますが、これは外国人にはしないように気をつけましょう。

アメリカでは、親が自分の子供を大きな声で怒鳴ったり手を挙げたら親が逮捕されてしまうように、「怒る」「注意する」ということに対する良し悪しの基準は国によって大きく違います。宗教的や文化の違いによって「ミスをみんなの前で注意される」ということに非常に敏感な外国人は多く、やり方によっては信頼関係を壊しかねません。注意しなくてはならない時は個室に呼んだり、周囲に誰もいないかどうかを確認するようにしましょう。

日本の常識を押し付けること

一緒に仕事をしていたら、業務上のことだけではなく違和感を感じることが出てくるかもしれません。そのような時に一方的に注意したり、「職場の当たり前」を押し付けないようにしましょう。

日本は比較的宗教の影響が弱い国ですが、イスラム教やヒンズー教のように日々の生活や食生活にも大きな影響を与える宗教は複数あります。また、家族構成や文化的背景、政治状況などによって価値観も様々。外国人と一緒に働く以上は「まずは異文化を受け入れる」「その国の文化を知る」ことを心がけましょう。これによって将来的な海外進出がスムーズに行ったり、社内の多様化に繋がったりと思いもかけない良い面が色々出てくるかもしれませんよ。

異文化の外国人を受け入れて一緒に実習を行うのであれば、最初は思いもかけないトラブルや意思の疎通の難しさがあって当然です。様々なミスコミュニケーションを少しでも防ぐために、技能実習生たちが安心して実習を行えるよう、「外国人はどんなところに戸惑うのか」という点をあらかじめ押さえておきましょう。

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